WFS53系のファーゴ。件のデリカ初代スターワゴン4WDの記事制作に付随して、同じ時期に4WD化を果たしたいすゞのワンボックスのこと。
その4WD化の手法は、三菱とはまるで異なる切り口で、見た目はおとなしいのですが実用車としてマトモだったと思います。
これらのカタログは、キュリアス特約店でもある愛知の高原書店さんに注文しました。
左が4WD登場時のもの。右がマイナーチェンジ後の後期型。外装では目玉が違います。
ここで色々書いたり、ディープなコメントなど頂戴してしまうと誌面に
差し障りがありますので、ひとつサラリと流してください。
前期型はトランスファーレバーがコラムですよ、かっちぇなー!!
後期型はフロア式になりまして、床から棒が2本並んだ普通の眺めに。
エンジンは2.2LのディーゼルということでC223を想像しますが、4FD1なのですね。
後期型のロング・ハイルーフでは2.0Lの4FC1ターボが選べたようで、そちらはWFS51になります。
最終型は4FG1のWFS62、後継機はキャラバンのOEMでした。
同じ時期のRV車からすると、ずっと「はたらく四駆」な打ち出し方。
実際、こんなユーザーにはデリカ4WDより売れたはずです。
ガラリ変わって、お遊び風味の打ち出し方。「RVハイルーフ」という特別仕様車であります。
8ナンバーなんていらないから、4ナンバー貨物でこんな仕様は素敵です。
このカタログは思い出の一品で、小学校3年の頃、
同じクラスの菅さんのお父さんがいすゞディーラーに勤めていたので、
おねだりしてエルフとビッグホーンとジェミニのカタログと一緒にもらったもの。
当時は「ファーゴってダサいなぁ」と思っていましたが、今は輝いて見えます。
どんな車種でも、OEMになる前は良いですね。
今やいすゞのワンボックスはキャラバンで、三菱はボンゴで、
2トン車や軽トラも特徴ある選択肢が減り、カタログ見てもつまらない。
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本当は一連のドッケンシリーズの延長でこんな4WDも店に並べたいのですが、
売れる見込みがないので入札ボタンを押す勇気が出ません。
でも、もっと現状渡し色というかブローカー色を強めて、
格安車の在庫台数増やしてバンバン回すのも手かな?とか。
本を作るにも、現車サンプルが多いほど参考になります。
さて、どうなるWMG。