昨日は、朝起きたらこんな様子。
氷雪タイヤを外そうとしていた矢先でした。
V4#系なのにスーパーセレクト4WDじゃないバンモデルですから4Hで出勤。
いつもの坂。例によって発進不能となった乗用車・・・
運転者は携帯電話を握り締めて助けを呼んでいたようですが、
その前にバックで端に寄せなってば。
一昨日から連絡をもらっており、えらく遠方の読者さんが「編集室に立ち寄りたい」とのこと。
J53やY60を乗り継いでJ24Hに乗っているというので待っていたら、
現れたのは幌付きの軽トラ・・・??
ところがこれが凄い。
新車で発注したJAサンバー(営農サンバー)、TT2型の最終モデル。
荷台は畳敷きの居室で、壁はベニア板で、そこにマジックで旅の行程がなぐり書きしてある。
幌は新車時のオーダーで居室(つまり内側)から開閉できるようWファスナー仕様。
なぜキャリィやハイゼットではなく、サンバーを選んでいるかは
賢明なる皆様にはご説明の必要もありますまい。
急遽、下回りの検証、近所のお試しドライブ。
なぜ我が国ではこんな素晴らしい独創的な車両がOEMの名の下、消滅していくのか?
エコ技術と電子デバイスしか胸を張れることはないのか?
まことに残念です。
それにしてもリアエンジンに「非・板バネ」の4独。
前後重量配分440kg:360kgで、手荷物程度積めばドンピシャ1:1。
なにより滑らかで不思議なトルクの出る4気筒。
骨太四駆乗りが「ハタと気付いて」辿りついた車種はこれだったそうです。
アンダーフロアの処理も非常にGOOD!
どう見ても行商人風ですな・・・
オーナー氏は料理人でしたが、一念発起して路線バスの運ちゃんに転職。
新しい職場に変わる束の間の休日を、このような「キャンピングカーの旅」に充てているのだそうです。
奇遇にも私と同じ昭和49年人、乗り継いできた四駆の流れも、きっかけも、
いまの四駆に対する思いも、共感するところ大でした。
数時間ほど盛り上がり、さらに西へ向かうそうです。
旅は快適な富士重工の●●●●で!
●●●●には、富士重工ならではの言葉を当てはめてください。
「けいとら」
「観光バス」
「さんいー」
「れおーね」
「じんかいしゃ?」
・・・どれも魅力的(ですよね??)
サンバーが終わり、バスボディ生産も打ち切られて久しく、塵芥車事業からも撤退。
盛んに宣伝しているSUVには食指は動かず。
正直なところ、運転してこりゃ楽しいと久しぶりに新鮮な思いでした。
「途中で買ったものでスミマセン」
と頂いたのは、藁に入った水戸納豆と、ほかにも色々おいしいお土産。
いつぞやの“みんしあ”の帰路には道の駅で探しましたが、
同じ北関東でも千葉では見つからずでした。
そう、私は納豆星人なのです。白飯なくてもいけちゃうネバネバフリーク。
年配の方には
「おめぇ藁つとの納豆食ったこともねえのか」
と言われてしまいそうですが、初めてなんです。
これぞ昔の納豆、藁の香りと硬めの豆、美味!!
ご馳走様でした!!
////////////////////////////////////////////////////
・・・で、本日。
そんなフィクションのような偶然てあるんかいなと思うのですが、
新車営業部のイマちゃんが「下取りの軽トラ入庫しました、もって行きます」と電話をよこしてきた。
きっとキャリィかハイゼットだろうと思っていたら、まさかまさかの富士重工。
ここ1年で1台も入庫したことがないのに、よりによって今日なんて、
キャブオーバー もといリアエンジンの神様の思し召しでしょうか。
平成14年式TT2型、こちらはJA仕様ではなくスーパーチャージャー付きの4WD。
インパネATミッションの布シートで、エアコン付き。
先出の旅人号が山岳路線車なら、ハイウェイバスに相当する俊足マシン。
こちらも乗ってたまげました。
なんだか低速からモリモリ来るし、滑らかなので電気自動車みたいです。
富士重工おそるべし。
こちらは売り物件です。車検9月まで、走行5.8万km、車体腐食アリ。
旅車にするも良し、緑色に塗ってマライアちゃんに対抗するも良し。
堆肥や薪の輸送、ガレージのごみ捨てやスワップミート出展にも最高。
お問い合わせはメールでお願いします(電話不可)。
つくづく、この車体とエンジンが2~3割大きくなって、750kgクラスの
箱バンになったら、それはもう最高に欲しい車なのですがね。
まあ、妄想は自由ですね・・・
★14:08追記
お問い合わせ一件入っています。