夜中に家のどこかから大音響が聞こえ、家具でも倒れたのかと思いましたが、異状は見当たらない。よく点検すると、終電のゲロのような液体が壁じゅうに飛び散っています。妖怪でも出たのでしょうか?
ストーブ用に常備していたエアゾール式消火器が破裂してぶっ飛んでいました。容器は派手に裂けてノズルもこっぱ微塵、破片の当たった壁の木材は欠けています。タイミングが悪ければ大流血か失明か、タダじゃすまぬ破壊力で。
この手提缶の中で破裂したのでロケット発射状態になり、缶の底部は大きく膨らみ、変形しています。おかげで消化剤の全量飛散を免れたのは幸いでした。同居していたガス缶と別の消化器は無事のよう。
原因がさっぱりわかりません。室温25度くらい。衝撃や外力が加わることはない環境です。
以前爆発事故が連続したのは加圧式の底部腐食だったと思うので、この手のエアゾール式では信じられませんでした。
さっそく検索すると最初に引っかかったのが横浜市消防局のサイト。驚いたことに、この商品「ヤマトプロテクス・FMボーイ/ヤマトボーイ」の破裂事故は管内で9件も発生しているとのこと。
今年になって、買えなくなってしまいました。
メーカーサイトにも記述がありましたが、トップページにデカく載せるべき内容ではないのかい?
以下、貼り付け。
おお!ドンピシャの該当製品ではないか。
死者まで出ればTDK加湿器のようにTVやネットでもとことん告知するのでしょうが、発生件数の割に問題にはなっていないようです。
いずれにせよ期限の切れた品物。クレーマーちっくなことはしませんが、注意喚起として皆様に。
この商品を使い続けるのは論外なのですが、このように容器のヤワ(薄いアルミ製)な家庭用を車載して、なんらかの外力で破裂したらエライことです。
以前BJ44Vが路面のギャップで跳ねてクレ556の缶に工具が刺さって、後席にいた友人・中村君が油まみれになったことがありました。同時に積んでいたシャシブラやプラサフだったら地獄絵図だったと思います。
もう1個備えているエアゾール式。こちらはスチール缶ですが、スチールゆえに腐食の心配も。期限は2008年ですし、試しに使って終わりにしようかな。箱が濡れているのは今回の件で消火剤を浴びたため。
この手はぶっ飛んだらエアゾール式より厄介です。官庁放出車のはたらく四駆にはブラケットで固定されていることが多く、ついついそのままにしてしまいます。製造年は1977なんて恐ろしいことが書いてあります。
ビーナスちゃんということで宗教上の理由からジープには車載していませんが、まだ中身を詰め替えて使用できますかね。
結局のところ、J38には水を積んでいます。夏場は透明ペットボトルのレンズ効果で火災を起こしかねませんから、色付き瓶を使います。
ちょっと量が少なく思えますが、膀胱にも3デシリットルくらいはあり、フレキシブルノズルを装備。
自動車用消火器というと、CCV世代の我々はファイヤーマスターを思い浮かべます。やはり専用品が信頼できるので、と思ったら・・・。
今年になって、買えなくなってしまいました。