発売日から1週間も遅れて新刊案内するという体たらくですが、ご容赦を。
カマド社の新刊は小林代表がチェコに行った際にモリモリ湧き出る物欲が抑えきれなくなり、数年越しの願いが叶って輸入したシュタイヤー1500Aの「ワンメイク本」です。
編集は小泉さん。表紙や図版・イラストは佐藤元信画伯。内容はロシアで発行されている自動車雑誌の特集の日本語版、CCV-19の記事再掲、オーナーによる輸入顛末などなど意味不明で難解……じゃなくウルトラディープな内容。
興味ある人以外には興味の持ちようがない点においては拙著『信州古バス見聞録』に匹敵するんじゃないかと思います。MR410? 北村のニセオバQ? ナナメの4R? なんのこっちゃい? と同じです。松電バスに揺られたくなるシーズン到来です。
私は雇われカメラマンに徹しようと思っていたのに、企画段階では石川さんにお願いするはずだった現車試走記のお鉢が回ってきてしまいましたので、心して書かせていただきました(3ページだけ)。
軍用車としての歴史沿革といった苦手な部分は海外のライター氏、そしてCCV再掲記事の中でヴァンダビーン氏が解説していますので、富士山麓を走らせての感想を一捻り。そして書ききれなかった分やメカについての話は次のキュリアスに少し載せようかと思っています。下回りを全部撮ったので、活用しないともったいない。
興味がちょっと湧いてきたぞ!! という方はお近くの書店でご注文ください。発行部数はキュリアス誌と同等なので、ホビー書籍を扱う大型書店には在庫があるかもしれません。カマド本社でも販売していますし、来月の静岡ホビーショーで大々的に売り出すようです。
定価2000円+税、発行はカマド、タイトルは『メディアパルムック ポルシェの軍用トラック シュタイヤー1500A』となります。
試走中のワンシーン。そうそう、J27で伴走したんです。
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お次は出戻り案件。いつもの出戻りとはちーっとばかり趣が異なります。
この兎型軽自動車は14~15年前に私が新車販売した個体で、車検証入れに「カーアドバイザー 赤木ナンタラ」なんて名刺が刺さっています。今でもカーのアドバイスのようなことを生業にしていますが、カーの種類が偏ってしまいました。
平成14年式で8万km台なんて新車みたいなもんだと思うはずですが、この車の場合は新車の頃を知っていますから「すっかりクタビレちまって」と思います。まあ、車なんて10年10万kmは寿命という時代が長く続きましたからね。背後に写り込んでいるジープたちが異常なだけです。
ジープに慣れているとハンドルは細ければ細いほど乗りやすいと思ってしまうわけで、市販のハンドルカバーが苦手です。ハイエースのアンちゃんがつけるようなブッといのなんて論外。
でもつけておいてもらえると、こうして外した時に綺麗なシボ目が出てきて嬉しくなります。
機能健全な車両として売り物になる状態なのか、明後日から乗ってみます。検証前に洗車・掃除というのも順序がおかしいんですがね。
目下愛用中のY11ADバンが走行中にガチャガチャうるさいので調べたら、テールゲート内でワイパーモーターが暴れていました。この車はHPのショッピングカートに掲載中です。売れなければ当分ゲタに。