どうもツイッターが先行していますが、里親探しです。
平成14年のスイフト、ワンオーナーの1.7万キロの上物でして、ご高齢のオーナーさんからの処分案件。
しかしスクラップにするには惜しいので、営業さんにリサイクル券と諸税分で買い取り扱いにしてもらいました。
仕入原価を開示してしまったところで、どなたか3万円にTAX・R券でいかがでしょうか。リヤバンパー中央部に割れがある以外、当ガレージの感覚では内装含めて超絶美麗俊足快適マシンです。
例によって近所用の下駄にしております。御殿場市街、昨夜の暴風雨でも桜は散りませんでした。
内装清潔、タバコ臭カビ臭ペット臭などありません。M13Aはジムニーシエラに積んだ時よりスムーズに感じます。タイヤサイズ、走行抵抗の違いでしょうね。
しかしエンジンチェックランプが点灯していますので、カマド整備工場にて電脳診断。
以前所有していた松田ジムニーと一緒で、O2センサーがダメと出ました。走りには問題ないのですがね、弱点ですね。そしてまあ、純正品の随分お高いこと。
センサーの分際で車両価格を上回るとなれば、やはり社外品か中古品がいいですね。
市内ちょっと上のほうのバス通り。まだ桜は二分咲きでしょうか。
抹消現状渡し、決定後のお取り置きは1週間まででお願いします。
※4/9追記 スイフト成約です。
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さて本題。
ちょこちょこ登場しますKC-V46Vの最終モデル、車台番号15xxxxx代の平成11年車です。
興味がある、ちょっと欲しいかもしれない、なーんて方がいるのですが「少々不具合があって、ちとタンマ」にしております。
いえ、噴射ポンプではありません、そこは直しましたので。
私の大好きな機械式自動変速機、と思いきやこの年式はINVECS-2なる電脳ATなのですよ。あーもー、ミッションも電子制御かよ。
見分けるポイントはODスイッチのない7ポジションのセレクタレバー。グレードによってガチャガチャ動かすマニュアルごっこ的なレバーもあるようです。
・・・ここでシフトレバーと言っちゃいけません。自動変速の場合、アナタのハンドパワーが歯車やドグクラッチをズラすのではなく、バルブボディなる精密機器が油路を切り替えてシフトしてくれるのですから。
そんな御託はいいとして、この車、ある一定の踏み加減で3から4に段数が上がる時、ほんの一瞬トルクが抜けて、空ぶかしに似た現象が発生します。タコメーターの針が一瞬、最大で4~500rpmくらいフッと上がる感じでしょうか。
普段は出ない現象ですが、条件が揃うと「あれ?」となる。まあ、気付かない人もいるかもしれない、そんなレベルですが、どうやらINVECS-2自体、Y60サファリも真っ青のガラスのミッションらしいのです。電子制御系も疑いましたが電子診断は異常なし。感触からしても機械部分であろうと。
そこで、一か八かのATF全量交換、インターネット上でよく書かれている「過走行車はATFをいきなり換えるとぶっ壊れる!!」に挑戦してみようという寸法です。カマドの工場でトラブル事例は今までなかったそうで、まあ壊れるなら手元にあるうちの方がいいかなと。
以前のアイシン製アナログミッションの頃とは異なる、三菱純正の指定ATFです。違うの入れるとヤバイらしい。今回は高級ATFチェンジャーによる全量圧送交換です。それでもトルコンの中などに少しは残るのかな?
結果から言えば、短時間の試運転の範囲では、完全ではないものの症状は軽減されました。4M40パワーの伝わり方も気持ち良い。
もしや今まで入っていたATFが規格違いってことはなかろうな。交換後となっては「?」ですが。
ATF全交換してからぶっ壊れるまで数千キロを要することもあるそうで、そこまででなくても、オイルがチンチンに熱くなるように、籠坂や乙女峠を全開で乗り回しましょう。
もっとも、16万km走行のオートマに新品なみの変速フィーリングを求めるのも、無理な注文かもしれません。そもそも新品のV46Vのオートマを経験していませんから比べられません。
よく中古車オークションに、公共応急作業車のパジェロで30万km走行なんてのがありますが、あのミッションって一度や二度は載せ換えてるんだろうな。