届きました。
平成3年式、つまり二代目デビュー年のV24Wです。それを迎え撃つのは二代目最終生産、平成11年式のV46V。
さっそく検証をば。
まず鼻先を開けると、消耗品はほぼ手が入っていて、タイベルなんて数千キロ前に交換したばかり。数千キロ前と言っても平成24年のようですから、最近はほとんど使われていなかったのでしょう。
まだ書類すら手元に届いていませんから、元所有者が個人なのか法人なのかわかりませんが、ワンオーナーということでした。クリアハゲすら見当たらず、完全車庫保管だったはず。
ノルマンディブルーのボディには青系内装が組み合わさります。古臭い感じです。
しっかしまあ、綺麗ですこと。車内はほぼ無臭、手垢やシミの類も皆無、お見事です。
オークション評価は3.5点のB/Bと、この年式としては最高得点に近い。当ガレージ基準では4.5点のA/Aとしたいところです、本当に。
バンを見慣れていると、妙に大げさに映るワゴンのシート。
XPグレードの軽合金ホイールを履いておりますが、正真正銘、当初の乗用ロアグレード車・XGです。
ガーニッシュやサイドステップなしで、素材色バンパー。もし幻のバイカルグレイ色だったら、私が手を出してしまいます。
この下のグレードはXLとXEで、ともに貨物登録のパートタイム式。XG以上がワゴンで、二駆にもできるフルタイム式です。
ワゴンは高額な税負担と引き換えに、首都圏乗り入れできるのが利点。
車検がたっぷり残っていまして、売れるまで足代わりにしたいと思います。
お試しで近所を走ると、タペット調整が甘いのと、スーパーセレクト4WDのインジケーターの反応が鈍いことが気になるくらい。105psになった4D56は滑らかで、純機械式オートマの塩梅は最終V46VのINVECS-2よりスムーズです。
あ、電格ミラーが壊れていますが、使ったことがないので不便は感じません。手で畳めば良いだけ。
でもね、内装色といい、へたったダンパーによる揺れ方といい、V24というよりL144に乗っている気分になるんです。どこか懐かしく、のどかな雰囲気。血気盛んでイケイケ感あふれる電制ポンプの4M40とは隔世の感があります。
肝心のお値段・・・いくら程度が良くても所詮V24のワゴン、本体40万では高いでしょうかね。
(3/25追記 ホームページ中古車欄に掲載しました)
目を凝らせば落札価格が見える!? いや、見えますね。輸送費や成約料も掛かっていますので、この辺りでどうか。「すぐ乗れます」コンディションの割に、通常相場で買えています。
今日は勢いでこれも仕入れようかと思いましたが、踏みとどまりました。
知る人ぞ知るヤマネコの珍機種、V47WGです。色も良いし、長尺なのに丸目なのも良い。でもロングの4D56では商売にはならないでしょう。
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さて、今年はカマド社が創業50年ということで記念誌を出すことになり、成り行き上その制作チームに入ってしまいました。いろいろな古写真が出てきて面白い。
写真に日付が入っているので年代特定の手間が省けたと思いきや、平成4年式と6年式キャンターの写真に「87 2 22」なんて入っている。こはいかに?
場所は今と同じ。
四輪駆動車やバス・トラがたくさん登場すればキュリアスの題材にもなるのですが、さすがに乗用車ばかりです。