さて、一昨日も信州に行ってまいりました。バス本制作のおかげで、昔々の思い出の地を辿ることができ、ノスタルジーに浸っております。まあ、その辺の話はまたいずれ・・・いや、先にやらねばならぬことがありますから、ブログの題材としてはお蔵入りでしょうか。
そんな信州取材の道先案内人は、いつもお世話になっている「キュリアスな情報屋(とか書いたら怒られるか)」のジープオーナー氏。氏はJ38やJ30、ジムニーも所有されているので、画像のJ20を手放したいとのことです。我こそはというガッツのある方に見初めていただきたく、ここにご紹介いたします。
J20は大雑把に分ければ前期・中期・後期に分類できますが、これは私の大好きな前期型のちょっとあとの方の、中期型ノッペラボウになる寸前のタイプです。
前号キュリアスでもそんな風に書きましたが、これぞ本当のジャパニーズ・ジープ。脱CJ3B、脱軍用、脱ウイリス、地味な働き者の鉄板ドア7人乗りです。どこかの土建屋さんの所有だったそうで、ドアには文字を削り取った痕跡がありますが、グラインダーでやっちゃっているので判読不能。
現在はオーナー氏の懇意にしている修理工場で雨ざらし状態。見たところ、ボディの程度はまずまずというか年式からすれば上々。この時代のジープは簡単には朽ち果てないのです。
寄り目テール、幅広ステップ、初期型特有の捻るタイプのドアノブ、まったく垂涎のスタイルですが、なにしろ書類がありません。J24でもJ26でも、新しいJ20系のボロボログルマをオールドスタイルでパリッと蘇らせるのに大変おススメの物件です。ただの部品取りにはもったいないかなぁ・・・
半周リングにメーターベゼルは新型のシボ目入り黒タイプ、製造は昭和42年頃でしょうか。運転席ガラスがありません。
ペンキ文字で「サビドメ入れ 水ぬくな」とありますから、そこんとこひとつよろしくお頼申します。JH4エンジンは掛かるそうで、本来はJ20として蘇ってもらうのがベストなのですが、同型書付きフレーム持っていて、それを使って復活させようなんて条件の揃う方もおられないでしょう。
価格は片手ではちょっと寂しいので、そこにふたつみっつ加えて頂きたいとのこと。
連絡については当方が最初だけ中間に入りまして、「ダイジョウブソウナ カタ」であることを確認しましたならば、メールアドレスをご案内します。
引き取りは積載車が必要で、保管場所は東信地区です。ひとつよろしくお願いします。