石川さんの電子書籍の最新作をご紹介します。今回は一連の車種別シリーズではなく『オフロード四駆 まじめな与太話』と題した、1と2の分冊です。内容は、カーグラフィック誌の読者団体、CG CLUBのニューズレター(会報)に連載された100編のコラム。私も読んだことのない内容でした。
一定以上の四駆の知識・経験がある読者を対象に書かれた、CCVの『クロスカントリーノート』やキュリアスの『シックネスゲイジ』は皆さんも読まれていると思います。このコラムでは、より平易に四輪駆動車の本当のところをツンツンと言うかグサリと突いた話を、一般のユーザーにも広く伝えようというところに、石川さん流に言えば「膝をポンと叩きたくなる」のです。それは痛快であり、時にニヤリと、たまにヒヤヒヤします。
できれば「1」は、ユーザーのみならず販売店で4WDやSUVを扱う方(ほとんどの銘柄のディーラーがそうですね)、カー用品店の方にも読んでもらって、冷静な目で四駆というものを見直してもらいたい。「そんなことないだろ?」という人も、冷静に考えれば「やっぱりそうか!」となるはず。これは難しい話ではないのです。
「2」は、当ガレージで車両を購入される方が先に読んで共感というか納得してくだされば、こちらも説明が省けるのになぁという内容も含まれていたり。平成3年に出版された、CCVブックス(紙の本)の「四輪駆動を考える」よりも、今の時代に即していますが、土の地面を4本のタイヤで掻いて進むのは同じです。
騙されたと思って是非。当ポンコツ商会編集室の絶対お奨め本です。
・・・石川さん、一段落したらキュリアスもお願いします。
本編で少し触れられているKTCのクロスアッキスレンチ。
「本当に使えるのかね?」と思いきや、すでに何度か出番があったりしました。
レンチ側、オノ側、共に。
私が休みの間に陸送屋さんが届けてくれたようで、カマド社(スズキアリーナ御殿場)の新車と共にくたびれた、いや新車と見まごうばかりの新型パジェロが届いていました。
この車、出処からしてなかなか素敵なツボを心得たマシンでして、詳細は後日お伝えします。
でも、先出の書籍に出てくるエピソード「本当はジープが欲しかった」となっちまいそうな人には、やっぱりJ24やJ53の代用にはなりません。