自分の書いたものを読み返してみると、2010年頃からこの病は始まっているようで・・・
この辺りのBU70Vという、B型エンジンの鈍重そうな車種への憧れから始まったんだと思います。(クリック拡大できます)
後継機種で顔違いの3Bエンジン搭載車BU120Vは輸出市場でウルトラ級の人気車種。業務酷使のズタボロ物件がヒャクマン超えるときもあります。ぜったい買えません。
病の治療(買って乗り回すこと)については、デリカP23V・紅芋号という、軽快でいかしたクロカン系の1BOXを用いたために根治することはなく、それどころか箱バンの便利さにハマリ…
(書くまでもなく左が紅芋号P23V、これに乗ってりゃ良かっただけかもしれません)
そして症状は進行しながらも「ワタシャ四駆屋だから」と、仕事柄どうしても転がり込んで来るP24Wやパジェロに浮気し・・・
しかし「何を自制しておるんだ!」ということで、ここ数週間は色々とルートバンと商用の長バンを物色し、CCVにも4x4MAGにも載っていないのでカタログなんぞ集めたりして・・・
結果、「KC-規制以降のディーゼル」 「ローレンジ付の切り替え四駆」 という、たった2つの要求を満たす車種の少なさに困っている次第。四駆はパートタイム式のディーゼルが良いという、思い込みというか盲信だけは消し去ることができません。いやはや、憂鬱なことです。
ちなみに、ローレンジやパートタイム式を諦めたとしても、物件数の豊富な、中古車としての品質にも安心できるであろうハイエースとキャラバン/ホーミーは候補から外しています。理由は分かりませんが。
実に惜しい車種、ダイナルートバンの低積載ラインの4WDはビスカスのフルタイムでローレンジなし!! エンジンは3リッターの5L型で電子の手が入っていませんから、なおさら惜しい!!
型式はKK-LY290、総重量3.5トン超クラスなのでアナログ制御なのにNOX/PM適合車。現在は4WDモデルは廃止、エンジンも電子化されたようです。重積載ラインの4WD(おそらくXZU372改)はかつて特注できたようですが、実車を見たこともありません。
別にフレーム付きのトラックシャーシーじゃなくたっていいんです。ずいぶん前から狙っていて、良好な物件に巡り逢ったためしがないデリカバン4WDの長尺車はP45V(下段)。前期型はNAでU-規制、後期型はターボ付きでKC-規制、いずれも4D56エンジン。生産終了からまだ15年程度ですが、本当に玉数がないのです。
上段はデリカの名を引き継いだマツダOEMのブローニイバン。これダークホース。
ついに生産が打ち切られましたが、5速車だけは最後までローレンジを備えていました。KG-規制の2.5リッター(KG-SK56M)はタイタン譲りのWL型NAエンジン。マイナーチェンジ後(KR-SKF6M)はRF-CDT型というコモンレール噴射にDPFまで備えたクリーンディーゼル。こちらだと2.0リッターのターボでは出力に不足はないのか気になりますが、3メーターの荷台が自慢。そして純粋仕事モデルゆえの潔く簡素な装備品。
デッキ材、コンパネ、なんでも積み込んで。時には布団を敷いたキャンピングカーに。そして椅子と机を積んで移動編集室に。広いというだけで夢が広がるってもんです。
ボンゴブローニイ(OEMはデリカカーゴ)の4WD機構の説明。フリーホイーリングはハブ部ではなくデフかシャフトの辺りかな?AT車はローレンジが省かれますが、5速車狙いなのでOK。
ジムニーですらボタン操作なのに、棒っ子をニギニギして四駆に切り替えるのは興奮しますね。
相場としては、程度が良いとべらぼうに高値、過走行だと捨て値という両極端。ガソリン車やヒラドコWタイヤ車は高年式でもお求めやすく、しかしワタシにゃ用はなし。
荷台長を2メーター強に妥協すれば、先代デリカカーゴ、つまりスペースギアの板バネ貨物タイプ(アナログ制御の4D56搭載)とか、ボンゴおよびそのOEM車、町に溢れているバネット・現行デリカバンというのもあります。コモンレールのカリカリ音をスーパーの納品口などで聞きますが、レスポンス悪いんだろうな。
極めれば当ガレージ在庫車(もう1年も在庫している)のKC-BU162特注車なんですが、ここまでヘビーなものは・・・
いっそ清水の舞台から飛び降りて(フトコロ事情ゆえ)ナンバー取得して試走に供するのもありとは思いますが、全高2.5m超で車両重量2.5トン超というのは行動半径が狭まる気もします。パワー・トルクは申し分なし!!