本日買取のVRGY60ちゃん。脳内のサファリ資料を引っ張り出すのに砂時計作動中ですが、この手だと便宜的に言うところの5型かな。U-規制でコーナーリングランプ装備。
相場を調べたらY60も高くなっていて、今後は仕入れることが難しくなりそうなので、なるべく良い金額を提示しました。ざっと100のquarterというところ。
兄弟間ツーオーナーで走行ナント58万kmに達しますが、全く健全なTD42の音を出すし煙も少ないし、切れ味鋭く、しかし丸い、あのフィーリングはそのまま。噴射ポンプをリビルドしたばかりと言っても、話の端々から感じ取れるメンテの賜物なのかなと。シフトレバーに遊びが大きい以外は20万km未満の感触です。
タフと言われるY60も実は案外くたびれやすい部分があって、雑に乗られたり転売を繰り返された個体はまことに締まりのない乗り味になっているんですが、これはよい。
でも普通の購買者であればオドの数値に怖気付くでしょうから、当方としても処遇は要検討です。細かい不具合はオーナー氏がリストアップしてくれていました。ナックルのお漏らしが限度を超えています。
最近ジムニーばかり関わっていたので、正反対の乗り味だなと。そしてデカい。
ドヒュッ、ボン!と一瞬のクランキングで、ズォザザザザ~っとザラついたサウンドで発進、1400rpm以下で次々とシフトアップして、5速でボォウーンと流すあのY60フィーリング、懐かしくて涙がチョチョ切れそうです。そして同じコイルリジッドでも、Y60の揺れ方が一番好きです。ハンドルの手応えもどっしり。
なんというか、我が青春の運転台といった思い。
キュリアス14が出るまで温存して、その次の号に使おうかとも思いますが、早めに乗り回して写真も撮って、車検があるうちに勇気ある人(距離を気にしない人)に引き継ぐほうが良いでしょうね。
ああ、AD化までは行かなくてもガード類を外してスッピンにするか、平成四駆風俗の生き証人としてこのままの姿を残すか・・・。
今日の結論は、やはり私はY60の乗り味が一番好きなのかもしれないということ。
VRY60やWRY60でクロカンに夢中になっていたのはもう20年も前になってしまいました。あの頃は程度の良い個体が、安価にいくらでも見つかったもんです。当たり前ですが。
もし次に乗ることがあれば、野蛮な走りはしないで、完全ノーマルで、旅館のシビリアンみたいな手応えに酔いしれた舗装路ドライブで十分と思います。ズォザザザザ~っと。
最後に・・・このオーナー氏はサファリ抜けをするんではなくY61に正常進化を遂げられました。めでたし・
午前の撮影が最後の試走。なぜ最後かというと、海外行きが決まってしまったから。参萬也は安すぎたか。
さすがにボロくて冷房もなくて国内では買い手がつきませんでした。じっくり探せば良かったんでしょうが、付き合いのあるブローカー氏が切望するので。
JA11の記事はもう書き終わりました。JB64より多くのページを使っています。
これを撮ってから新型を移動する時、アクセルとクラッチを間違えました。ほんの一瞬。
安全装置は働かなかったのか、切ってあったのか・・・そういうものに頼っちゃいけません。これからも私はMTにしておきます。
夏こそイモだ! 屁が出るぞ!!