カマド出版部でシリーズ化を企んでいる本の第二弾が出来上がりました。
第一弾でシュタイヤー1500などというマイナー車を選んだ理由は全くもって謎でありますが、廃バスや信州古バスの本なんてのも謎と言われたら作り手の趣味嗜好だよという答えしかできないので、ここは口を慎みましょう。そういった意味でキュリアスは十分に普通だなと思います。
とにかく今度の新刊は誰もが知るキューベル&シュビムワーゲンの本ですから印刷部数も多めとなります。特にシュビムワーゲンについて多くのページを割き、その内容は非常に濃いと思います。
実は長らく小林発行人と小泉エディターが温めていた企画でして、資料も秘蔵ネタもドえらく山盛りに準備され、満を持しての着手。佐藤元信画伯に多数の図版を依頼し、石川御大の過去記事の再掲をお願いし、独自のコネなどフル活用して海外から貴重な写真を手配。ミリタリーグッズとしてではなく、自動車として、機械として2車種を(新規実車取材に供したのは4台)掘り下げています。
私は廉価な写真係として御殿場高原ホテルのランチセット(ボンゴレを選択)と引き換えに参加したつもりが、ひょんなことから数ページ書かせてもらうことになったり、他のページにもあーでもないこーでもないと口を挟んじゃいましたので、これにてようやく一段落の気分。心を落ち着かせ、キュリアスの14後半のまとめに移行することができます。
定価2500円+税 A4版84ページ 書店やアマゾンほか各通販サイトでの発売は28日となります。
ここからは手元に大量に残った未掲載画像をメイキングオブ的に並べちゃいましょう。でもキュリアス14にも少し載せますから、控えめにしましょうね。
私がこの本に中途参加したのは、まだ肌寒い4月上旬のこと。だだっ広い駐車場を借り切り、まことに珍妙な引き掛け風景が展開されました。というか、取材前にバッテリーくらい替えてくれ。
この時は各車2台の計4台を持ち込んで、比較しながら取っ替え引っ替え乗るという贅沢な内容でした。
リファービッシュ・シュビムもおそるおそる運転しました。当然ながらこの年代の車、1台ごとに個性があって同じではない。どんな乗り味なのかは本を見てね!
翌月にはGPWとともに林道に持ち込みました。運転しているのは小林発行人。よくケッテン社長なんて言われてますが、ケッテンはとっくに売却しています。現在の愛車、シュタイヤー1500はデカ過ぎて乗り回しづらいようです。
ジャッキアップ。
船底はフラット。
締め切り迫る頃、やっぱり水に浮かべよう(ってほどでもなく、ちょっと浸からせよう)とJ38に乗って場所を探して回りましたが、それは無茶なことでした。
ところで私のポンコツNEWマシン。乗り出して3週間弱にて重整備となりました。今回はイケルトコまで予算を投じて、パリッとした乗り味にしてみようと思っています。
しばし入院。ディーゼル禁断症状が出そう。直噴スメルが嗅ぎたひ・・・。