いきなりこちらから。
本社の営業ホープ、KつまたSすむ君からの案件。入手時も当ガレージを通じてでしたので、手放す時も依頼を頂戴しました。
この手になると個人売買で売っても良いのでしょうが、それだとディーラー販売員というお立場上で色々あるのと、私に筋を通してということのようで、ならば私なりの売り方で里親を探したいと思います。
なんといっても未再生のスッピン・ノーマル車で素性も知れているということが一番の売りです。
純正ホイールを履かせ、TOYOTAエンブレムをつければカタログ通りの姿になります。
年数が経ち、何人もの手を通してくると、インパネは雑然としていたり穴あけや切開がされていたりで、純正信望者には目を覆いたくなるような個体も多くなっています。こちらは純正AM/FMチューナーまでそのまんま。クーラーはコンプレッサーが逝かれているようです。
Jeco時計の代わりに盲栓であることから、MCMではなくKCであると、マニアの方なら察しがつくと思います。
ODがある代わりに手応えの悪いH55Fか、カチャカチャ決まる旧来のH41か、好みの分かれるところですね。
「ボロのスッピンが一番」とはJ30系クラブご重鎮の言葉ですが、まさにそんな佇まい。インチキなレストアをされていないと、車両全体のエッジが立って凛々しく見えるのです。何台も見てきた方なら分かるはず。
まあ、ボロのスッピンとは言え、実はさほどボロくなかったりします。この辺の鉄板残存率の優秀度合いは偏差値65だと思います。これを見て「サビが多い」と言う人は、最初から買うべきではありません。
クオーターの穴あきも自然。考えたら20年くらい前に40系を探して中古車屋巡りをしていた頃、こんな錆び方の物件が多かったと思います。その頃でも「おお!純正塗装のまんまだ!」と喜んでいたんですよね。
カウルの継ぎ目の雨漏れにコーキングを擦り込んでそのまんまというスタイルも、レストア車ばかりの今にあっては懐かしの汚らしさ。なぜか、みんなここの処理が雑でした。
車両の解説はキュリアスVol.9の林道記事に掲載しています。
今は20万km目前くらい、価格は思案中ですが、純正を尊重しないカスタム・改造目的や、単に安いヨンマルを、という商談はお断りすると思います。
もういっちょ。レッカーのホープ、M谷君がジムニーの下取りに出したスズキ日産車です。
平成16年式、走行8.6万km、車検6/10まで。お値段は4万プラス消費税・自税・R券でお願いしたいと思います。機関・内外観とも良い部類です。
霧や雨の苦手なHIDヘッドランプ、なのでフォグランプを、という訳ではないと思います。
ボタンを押すとニュルニュル出てくる純正コーナーポールに魅力を感じます。
ハンドル表面が剥げてザラザラしている以外は上々、タバコも吸っていないし清潔な車内です。
MRワゴンが出た当初、私はスズキの新車販売に携わっていましたが、ワゴンRに比べてずいぶん内装の膣感が良いのだなぁと思っていました。いま見ても悪くないですね。
今週末の駿州模型見本市にはこの2台を展示するようで、今日から搬入作業が始まるようです。
私は土日の店番および撤収係です。
シュタイヤーの本とキュリアス12がメイン商材でしょうか。
キュリアス各号と信州古バス見聞録だけではVHNY11の広い荷台を持て余します。
「電子スロットルはなぁ~」なんて話をツイッターに書き込んだら、多くの人に共感してもらえました。
買い手が決まり、整備中のいすゞ富士重。整備ってのはアクロバティックな姿勢が必要なようです。私は体が硬いので無理。
富士重いすゞは次号のお題として車検取得することに。健康優良児なので、検査もスンナリです。乗ったら欲しくなるかな……BF6Mファミリアバンに対抗できる唯一の貨物車でしょう。