衝動買いの達人がVNY30を引き取りに来ました。下取り(委託)のVY30に乗って、信州の素敵な銘酒を携え・・・。
単なるおネタのつもりで某サイトにオークション出品画像をひっそりアップしたのが運の尽き。
素晴らしい物件を見つけ、それを欲しいという人を引き止めるなんて、そんな野暮なことはしない。
焚き付けておだてて、購入意欲を煽るのが私の仕事。
「エンジン ブレあり」と出品票にありましたが、勘というかなんというか、間違いない極上物件であると普段使わないソッチ用の右脳が作動しましたので、少し余裕を持った予算で入札したらギリギリ落札できました。
江戸仕入れなのに抹消証は富士山ナンバー。所有者は「静岡県」で所在地は県庁。記録簿無しなので、登録履歴を取らないと所属がわかりませんが、富士川の水防用車両と思われます。
エンジンは「ブレ」というより1~2発死んでる感じ。古典整備をしましたがラチがあかない・・・と思ったら、2本だけ品番違いの短いプラグじゃないか。官庁払い下げにしちゃお粗末な。ドライブがてら買ってきますか。
ジャンボエンチョーにもケーヨーD2にもお目当のプラグは在庫なし。最近Y12を見ると隣に停めたくなります。
しっかしADバンもデカくなったもんですね。京間畳もコンパネも積めるそうです。単体では堂々として見えるVY30が小さく見えます。
ちょっと足を伸ばして大手カーショップに買いに行ったら、一文字だけアルファベットの違う品番のものが煤けた箱に入って置いてありました。
互換性について店員君に尋ねるも「品番が違えば使えません」とやる気のない返事。詳しい人を呼んだり、調べてくれる気配もなし。「タイヤで選ぶなら タイヤで選ぶなら」と宣伝しているのでプラグは選べないのですね。
・・・多分使えるはずなので買ってきました。
右に同席するオジさま、かなりぶっ飛んだ四駆マニアで、別の車両を引き取りに来て偶然(意図的?)居合わせました。
あ、この二人、高機動オーナーズクラブじゃないか!!
無事に4気筒全てが跳ねますと、実に静粛でアクセルのツキが良い。このCA20は絶品です。
オジさまはフォワード四駆にマツダジムニーを積んで帰られました。このトラックは最高です。
お土産に信じられないほど美味しい自家製干し柿などなどをいただきました。
なんせ自分で持ち上がってくれるので、下回りの撮影が楽です。まさにTSDのまんま!!
道板は枕木。前回J37を取りに来られた時にはリヤオーバーハングをしこたま打ちましたが、JM23Wのデパーチャ・アングルは充分でした。
そしてVNY30は満面の笑みと共に自走で帰って行きました。「欲しい車がない病」が治癒しない私は、ちょっとジェラシー。車屋なんだけどな~、いや車屋だからかな~。
そしてジュルジュルと絞り出すようなサウンドでジェントルに走るVG20のVY30が当ガレージに留置されました。
あ~これは!!右サイドシル前方に、何か空いています。
このリヤシートが良いんです。
価格は20万円です。希少な手動変速の伝統的バンをあなたのファミリーカーに。
まだいける17.3万km、タイベル交換済み、NOx・PM適合です。
お問い合わせはメールでお願いします・・・と、いつも書いていますが電話される方がいます。