業務報告みたいなものです。
F20SとU19T・・・。
タフトは在庫期間2年でした。幾度か縁談をお断りするようなこともあり「やっぱりあの時に売ってしまえば」と後悔もしていましたが、今回無事に相応しい方の元へと嫁ぎました。
ミニキャブは死の淵から蘇ったようなもの。捨てる神あれば拾う神あり、J37に乗られていた方に、その価値を見出していただきました。
納車準備中に、紛失したと思っていた銘板がグローブボックスから発見されました。
幌ドアの取っ手は前オーナーが作成した、その道のプロによる一品もの。これは次の方に活用してもらいます。
在庫期間が長く、おまけに過保護にしていたので、たいへん名残惜しいですなぁ。
新オーナーは信州から当ガレージに数回通われ、車体検証を徹底し、タフト・ブリザードの部品供給状況を海外まで手を広げて調査されました。結果から言うと、いよいよ維持困難な車種になりつつあるようですが、このスッピンな姿を保ちたいと購入を決意されました。
こちらは関西方面に旅立ち。
エンジン不調のはずが快調に吹け上がり、超繁忙期な陸送屋さんの手で意気揚々と走り出します。
平成2年式のミニキャブ、巷ではポンコツ扱いだったのに、当ガレージで昭和生まれのポンコツ四駆たちに囲まれ「オレ、まだまだイケるじゃん!」と自信を取り戻したんだと思います。病は気から。
朝っぱらから、構内をポンコツちっくなライトバンでブンブン走り回る御仁が。相当お気に召されたようです。
もはや他の車屋サンじゃ手に入らない、仕入れようとも思わない一台、価格設定は自分で言うのもなんですが良心的と思います。まあ、落札価格はママチャリ並みだったんですがね、新潟から持ってくる経費の方が高い。・・・どうやらお求めになるようです。
単に仕入れて売ったのではありません。目的があります。凄い車種なんです。次号キュリアスの取材に協力をいただくことにします。ということで整備して車検を取りますが、秘匿系の題材としてWEB上には登場しないと思います。隠し玉ってやつです。
泥だらけの車内を掃除します。
屁の出口に金網をかぶせているのは、鳥対策か蜂の巣対策か。
こちらは納車待ちの公共応急作業車VNY30、車検証が届いてぶったまげました。
江戸から仕入れたのに「静岡県水防用自動車」とは奇遇なことだと思っていたら、それどころじゃない。なんと富士山ナンバーだったのです。
小山~御殿場~裾野のラインで、水防の拠点なんてあったっけなぁ。身近に存在した希少種ですが、車自身も里帰りのサプライズにウルウルしていると思います。でも来週には長野送りだ!!
Y30はさすがにキュリアスの題材には適しません。「四駆道楽専門誌」の副題をチョチョイと改造すれば良いのでしょうが、そこまでの踏ん切りは、まだ。
ようやく車検整備の完了したJ20極上車、こういうのは値段設定に悩みます。
100万といえば100万、200万といえば200万、はたまた10万といえば・・・ってことはないでしょうが、骨董系はたらく四駆ってプライスレスの代表選手みたいなものです。
PS:いすゞユニキャブは縁談を一件紹介しました。
ビーゴMTはまったくお声が掛かりません。車検が長いので、もう少し本社留置にするようです。