先日のこと、次号キュリアスで大きく取り上げる予定のデカブツが来訪。春先に等ガレージを出庫するときは赤色だった荷箱も青色に自家塗装、山岳用ボトルカーといった風情。校了までに平ボディ化が進めば、BU297三変化がご披露できるのですが、間に合うでしょうか。
試走したのはまだ残雪のある時期。古バス見聞録を作っていたら半年も経ってしまいましたので、もう一度試走に出かけました。久しぶりに乗る高機動ダイナの感想は・・・クーラーガスが抜けて暑かった。
デカブツを前に、アーでもねぇコーでもねぇとやっていましたら、同じB系列でももっと古臭い音を出してBJ46Vが来訪。はてさて「今日来る人なんていなかったはずだが・・・と思いきや、弊社営業部カツマタ君でありました。ようやく車検が取れたということで、見せに来たのです。
試走に行こう提案しますと「仕事中ですんで」とかクソ真面目なことを言いやがるので、拉致されたと言えば良いと丸め込み、連れ出したのでした。久しぶりに乗るN-の分配3Bは充分なパワー。これを鈍いとかレスポンスが悪いとか、いかにも分かった風に寸評していたことを、少々恥ずかしく思います。
でも2B前期を積んだBJ41Vに乗りなれた当人は、このかったるさに面食らっている様子で、愕然としていました。
まぁ慣れるというか、じっくり乗っていればこちらのほうが自然なフィーリングと思うのですが、好みの問題です。
なんだか私の旧型ディーゼルの病は、解けてしまったのでしょうか。どなたかUD2サイクルエンジンで喝を入れてください。
今日は今日で、松本ナンバーの6G72と、臨番の4D56が並んでいます。学生時代からの友人が、江戸から安曇野に移住し、NOX法の魔の手から逃れたということで鞍替え検討に来たのでした。それも一家5人でゾロゾロと。
※前記事の安曇野チワワ保護センターとは別のファミリーです。
黒いヤツはオーバーフェンダーを除去しているのにバンパーがワイド幅なので、ミョウチクリンな風体。ちょっとデコトラっぽいな。この車は里親探しに出します。車検タップリ、稀少なV6の手動変速、走行8.9万キロ。
規制地域内の消去法による選択の候補車両ですが、クロカンする人には向きません。反面、野外遊びの移動手段としてはFJクルーザーとかいうのより、よほど渋い。そしていわゆる骨太車よりも、粋。
こうなるだろうと思っていましたが、午前中はサードシートまで使っての観光ツアー。インタークーラーなしの4D56ねぇ・・・とか言ってたこの御仁、イチコロ。
友人の次男坊は中々の猛獣。人のチンコを突っついてきたりします。子供はウンコやチンコが大好き。
でも長男は無線やオーディオに夢中の半田付けの名手で、対照的な兄弟です。妹はすこぶるおとなしい、いい子ちゃん。
あたりの車、触り放題、乗り放題。テーマパークか動物園か。パジェロ各種にジムニー、ジープにパトロール。
動物園的な嵐が去って、単独で試走に出掛けました。マッタリした、しかし案外軽快な回り方。どこかフワフワした、心許ない乗り味が“非セッカチ”な人にはピッタリ。なんだかユルイ車です。私はセッカチなので・・・
お土産に、安曇野のお菓子や漬物、地酒・大雪渓を頂きました。
大雪渓、私はこんな理由で中学生の頃から知っていましたが、飲むのは初めてです。
ありがとうございます。
ところで、信州古バス見聞録は、明日には書店に並ぶようです。
キュリアス8の編集もどんどん進んでいます。石川氏、風間氏、佐伯氏、ランクル大王、KUMAさん、皆さんの原稿が出揃いましたが、私はまだやり残しがいくつもありますから、残りページ数を見ながらやってみようと思います。軽油ジープや消防ジープの続報も必要。ルートバンも乗り直します。