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Channel: 続・御殿場ボロヨン画報
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貧相パジェロの初遠征×2本

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そもそもこのパジェロを買ったのは大義名分としては仕事用でありエコノミーな通勤快速であり、社用車があるのに自腹で営業車を買うなんて馬鹿げてるなぁと思いながらも自分にそう言い聞かせているだけでもあり、要は気に入っているのであります。
 
しかしパジェロに、ましてやV40系に、あるいは4M40エンジンに憧れとか物欲があるでもなく、この車の魅力は一にも二にもビニールシートにフェンダーミラーの組み合わせ。布シートの乗用ナンバーだったら買うはずもなく、ドアミラーでも怪しいのです。とにかくソコソコ気に入ったパジェロを、当初の目的どおり高速道路を使った長距離走行に用いてみました。延べ3日間で1000㎞ちょいです。
 
手元になんのデータもないので正確なことは言えませんが、同じ4M40でも乗用ナンバー車よりやけに野蛮な加速。特にターボラグがデカくて、シフトタイミングを誤るとギクシャクするほどです。4D56や2L-Tが、ターボが効かないとハイペースで走れないのとは違って、ターボが効くと荒っぽくて疲れるので、なるべく過給を掛けないようにして走ります。すると、一般道を含めリッター12kmも走りました(七半タイヤによる誤差は補正)。
TD42サファリのような悠々とした走りではありませんが、足はドタバタ、エンジンはガーガーした感触のHZJ70系よりは疲れません。まあ、耐久性はアチラの勝ちでしょうけれど。
 
足回りは、やはりデータは未入手ですが乗用ナンバー車より硬い気がします。この手のダックスフント族の中では、かなりガチガチです。「KC- 規制」のGVW2.5トン超に格上げするため、車格不相応な600kgもの積載量が与えられているからかもしれません。でもフレーム剛性(剛性感!?)がべらぼうに優れていて、硬くても地に足がついているような、そこが救いです。
 
さて、一日目・・・
南信州は伊那のはたらく自動車博物館で開催された「第1回 はたらじミーティング」へ。ちなみに「第0回」はキュリアスVol.7で石川氏が短くリポートされています。
 
まずは八ヶ岳の麓の佐藤画伯の別荘へ、お迎えに上がりましょう。佐藤画伯は「パジェロなんて初めて乗る」とおっしゃっていました。
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よそ様の邸宅前ですので、周囲の景色や建物はトリミングさせていただきました! 左のジープはJ58、画伯の下駄です。ガレージの中には巨大な軍用3/4トンが。
 
 
 
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ここが第二会場たる、はたらく自動車博物館です。第一会場は至近の勤労福祉会館。
博物館については、普段は公開されていませんが、この日は出店もあってご覧のような賑わい。集まる方々は、大した告知もされていないのに何故か大勢、しかも遠方から。聞くと、すべては館長のお人柄によるものと判明。凄いですねぇ!!
 
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もう言葉も出ません。資料の山にも絶句。撮影はしていません。次回の同ミーティングをお待ちください。
驚いたのは、建機・重機・トラックの愛好家の皆さん、そしてトラック専門誌の方までもがキュリアスを読んで下さっていたことです。Vol.7の表紙がHTW12Lだったというのも効いているかもしれませんが、すいぶん読み込んでいただいているようで恐縮してしまいました。本当にありがとうございます。
 
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ロードローラーやブルドーザー、パワーショベルをコレクションするのは百歩譲って理解できます。でもアスファルトフィニッシャーまで保管されていました。いやぁウルトラディープな世界です。このとき、私は心拍数が相当上がっていたと思います。
この日は生憎の雨天。予定されていた古いユンボやブルの始動、稼動実演は中止となりました。惜しい!!
 
 
 
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キュリアスVol.7にも小さく載ったコマツもとい小松のD30は昭和40年式でありました。
 
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2日後・・・
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今度は『信州古バス見聞録』の御礼行脚。半年も掛け、練りに練ってようやく生み出した本です。これを、取材でお世話になった皆さんにお届けするのです。
往路、中央道で前方に千曲バスを捕捉。こりゃ縁起がエエなぁと思ったら、親会社となっているグリーンキャブの観光バス。私の勉強不足ではありますが、「千曲カラー」に江戸や横浜のナンバーが付いているのは不思議でした。この年代のバスは、私には車種の判別がつきません。
高速道路におけるV46Vパジェロは140km/h巡航すら可能なくそ力を見せてくれますが、ラジアルのクセにかなり発熱するG90のこと。燃費も考えて法定速度で巡航します。でも、そんな巡航が楽しいのですよ、ディーゼルってのは。
 
須玉IC~国道141号をひた走り、やってきたのは千曲バス小諸営業所。同じく「KC-規制」の同族車に囲まれたところ。新型と思っていたエアロスターもすでに古参格。首都圏からは絶滅しています。
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「おいそこのチッちぇーの、同じにおいがするぞ、生まれはどこだ!? 」なんて言われてるんだと思います。
 
 
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ここにも横浜市の塵芥車が流れて来ているようです。この辺が、キュリアスVol.9か10のあと辺りに出したい本の伏線になります。数年後にも当編集室があればのハナシ・・・
 
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藪に佇むのは、どこかの送迎バスに使われていた、RM90Gか90E。UDマークのバスですがUD2サイクルではない、新しい年代の車種なので、自動販売機でジュースを飲んで観察したらサヨウナラ。5分山G90の騒音に疲れてきました。
 
 
松本に泊まり、翌日の訪問先はいきなり雰囲気の違うこんなトコですよ。
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安曇野チワワ保護センター・・・ではなく、捨てられた犬猫を保護する奇特な友人(私はオバサンと呼ぶ)宅を訪問。
このワンコたちはブリーダーによって繁殖のためだけに使われた女の子。ケージの中だけで暮らしていました。そして繁殖能力が衰えて「不要犬」として引き取られたのでした。
「不要犬って何だよ!」と憤りながら「そんな連中、なんとかできないのかよ?」とついつい言葉も荒くなりますが、ワンコの天使様のようなこの友人は至って冷静なもの。長くなりますのでここでは控えますが、2匹は貰い手が決まり、残りの2匹は里親募集中なのでした。
 
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あぁもうどうしよう!? どうしようね・・・!? 茶色はちっち、白黒はしろっくろという名前がついています。推定5~6才、こんなパピーちゃんのようなワンコが母犬というのも信じがたいのですが、1匹で手一杯の我が家ではどうすることもできません。
引き取りの条件は、避妊手術をすること、室内で放し飼いできること、各種登録と予防接種を確実に行うこと、長野県からこの友人が届けに行ける範囲・・・です。私が付け加えるなら、犬が死ぬまで100%可愛がれることと、一定以上の経済力のある人、常識のある人でしょうか。キュリアス編集室宛、メールくださっても良いですよ。
ちなみに35匹もの犬猫が保護されていて、ここのご夫婦もこれ以上どうにもできません。
 
こちらはチワワの大将。推定15歳と言ってましたが、18~20歳くらいなのかなぁとも思います。
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目も見えないし歯もありませんが、若いモンには負けないという気迫のある、錆びてなおビンビンのJ3Rみたいなワンコです。何か見えないものが見えるのか、ヴーっと壁に向かって何か言っていました。大将は最期までこの家で可愛がられるようです。
 
気を取り直して、次は北アルプス交通とアルピコ交通へ・・・いや、その辺はバスブログに書きましょう。
パジェロに重機にバスに犬。記録的に取り留めのないブログだったと思います。私の脳味噌の中身に似ています。
 
最後に立ち寄ったある場所で・・・
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はぁ、古バス見聞録の誤記が見つかってしまいました。どんな資料や記録でも、現車の打刻には適いませんわ.
 
 
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おまけ 
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今週末、信州から家族6人でファミリーカー用にコレを見に来るってんで、仮ナンバー取って給油&試運転。
室内も徹底的に磨きこんでやりましたから「インタークーラー付きが良かったなぁ」などとのたまうコノお客もイチコロでしょう。ということで待ってますよん!
 
PS:4M40に乗り慣れると、4D56はターボラグなんて無きが如し。正直、常に全開走行でいられるこっちの方がラクです。回しちゃうから4M40より燃費は?
足回りや操作系はブワブワ・ふにゃふにゃしていますね、素敵な山猫ちゃん。
 

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