先日、富士急行(FJ95?)御殿場営業所の跡地に建った大型電器店で新しい機材を入手しました。この土地は気のせいかDK20型やEB200型エンジンの排ガスの香りが残ります。気のせいだとは思いますが。
ここ最近、一眼レフ持ち歩くのが不便なバス・電車による取材行や、趣味のバス撮りに活用すべく、納得できる性能のコンデジの上位機種を探していました。
折良く、欲しかったG7Xがマイナーチェンジによって型落ちとなり、価格.comの最安値より1万安い値段で入手できました。1型センサーに大口径レンズの描写力やいかに。今までのフジXQ1は速写能力は抜群ですが、思いのほか期待はずれでしたので。センサー云々ではなく、フレアがひどかったんです。
当面、仕事には使わないと思っていましたが、思わぬ話が舞い込みました。
あまりに凄い内容なので、心を整え、正装して出かけました。
正装というのはネクタイとかいう首を絞めるキレのことや、背広とかいう気候を無視した洋服のことではありません。このような自動車に乗って行くことが当編集室の正装です。当初パジェロV46WG行こうと思っていましたが、然るべき仕事には然るべき移動手段を。急遽ガソリン満タンにして出かけました。
さらなる正装に、J20Cという背広より燕尾服を引き合いに出すべきものもありますが、定刻に到着しないと失礼にあたるので。
行き着いた先にあった被写体は・・・まずは最初の仕事。そもそも、この里親探しの話から急展開があったのでした。
ダイハツ福祉車両(車いす移動車)しかも四駆、ワンオーナーで現在も福祉タクシーに使っています。
走行25万kmと過走行ですが、オーナーは旧型(大型)四駆マニアで、管理がしっかりされています。オイル消費は5000kmにつき800ccとのこと。運転席周りのヤレの少なさからも、丁寧に乗られてきたことはわかります。
料金メーターは外します。引渡しは代替車両が届く1ヶ月後になります。ご紹介ではなく、当方で仲介します。
型式TA-SG230改 初年度登録16年11月 車検28年11月まで オートマ 地域柄サビの心配はありません。四駆を選んだのはオーナーが四駆好きだから。
道板裏の補強骨材のアルミ溶接部に何箇所もクラックが入って、ガムテープで補修してあります。この手の初期モデルのため「モルモット」だったのでしょう。使用には差し支えありません。
使用方法は、電動ウインチで車いすを引き上げ、電磁ロックのついたバンドで固定します。後席補助席あり。
詳細画像を大量に撮っていますので希望される方はメールを下さい。価格は「任せます」と言われたので、妥当なところで両手いただければ御の字。その半分では厳しいので、ご相談下さい。
「足の不自由なお爺ちゃんを、温泉に連れてってあげたい」・・・という優しいお孫さんが小遣いで買えるプライスではあります。
少し動かしたり、その後、近隣に出かけるのに同乗しましたら、とても快調で滑らかな走りでした。やはりプロのオーナーカーの運転では、車両を傷めないようです。
追記 21:18 商談入りました。
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いよいよ新機材の出番です。ピンボケや露出ミスがあるといけないので、簡単フルオートモードで使用開始。
これ、FJ40ではありません。よもやFJxxの実働車に乗ることになるとは。今回ばかりは驚きを禁じ得ませんでした。50年以上のワンオーナー。かなり緊張しつつハンドルも握らせて頂いたり。
相模の国は真夏日らしいのですが暑く感じません。腹も減らず、喉も乾かない。白昼夢を見ているような・・・。
さらにしっかり試走し、比較検証すべく再取材の予定を組みます。
この車種は様々な四駆書籍においてカタログか古い写真、海外の写真のみで紹介され、試走記事や下回り・機関部分の写真はCCV19.32号だけだったと記憶しています。未解明の箇所が多くあったり、目から鱗の事柄もありそうですので、マニア諸氏に協力要請するやもしれません。その時はお願いします。