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Channel: 続・御殿場ボロヨン画報
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大先達、石川さんのこと

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我らが先達、CCVの石川雄一氏が逝去されました。21日の夜、お見舞いに行きました。お話はできない容態でしたが挨拶しました。聞こえてたかな。
同席した野鴨屋の二階堂さんは「テレパシーを送ったから」と言われていました。
翌22日の朝に息を引き取られたそうです。

クールでシャイな御大のこと。「お悔やみ申しあげます」なんて言おうものなら、凡人には理解不能な、捻りすぎて一周しちゃったようなジョークではぐらかされそう。それでも、ご冥福をお祈りいたします。

キュリアス創刊前夜から本当に本当に良くしていただいて、さらに時を遡れば高校生の頃「国語だけ」良い成績を取れたのはCCVのクロスカントリーノートの論調を真似たような小論文を書いてばかりいたから。おかげで進学でき、こうした仕事に就くことができたのだと思います。



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C3の取材中に出くわしたスタック車を救出。「コンチワもアリガトウもねえ奴だ!」と、御大。


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これも取材中の一コマ。自分でスタックさせておいて、人に(しかも取材車両オーナーに)肉体労働をさせ、自分は指示するだけ!


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ガソリンが漏れてやがるな・・・。こんなレンジを取材しようなんて、並みの評論家には思いもつかないはず。


イメージ 3
ピンツで下仁田に出かけてJ54の取材。ホント、このあとが大変だったんだから・・・。


CCVの読者だったころ、石川さんといえばおっかなくて近づき難い印象がありました。ところがキュリアスの制作で、怒られたり、上から目線でものを言われたり、冷たくされたことは一度もないのです。
そして、若造のやりたい方向を尊重して「あくまで手伝うだけ」というスタンスを最後まで崩されなかった。
車の構造や本作りの手法などより、取材先での心構え、車の評論はどうあるべきか、物事の本質はなにかということを、過去の失敗談やトンデモエピソードを交えて、いつも面白く雑談的に示してくれました。意外でしょ?

でも、最後にちゃんとありがとうございますと言えてない。こりゃ石川さんが駄目と言いそうなパターンだ。次号の原稿催促もできなかった。

頭の整理がついたら稿を改めます。

イメージ 5
御大は埼玉の猛暑でもエアコンに頼らないのでした。



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