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Channel: 続・御殿場ボロヨン画報
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売りジープを求め甲州へ J54A・J24B・CJ3B-J3etc・・・

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人づてのまた人づてに・・・って伏せる必要もないのですが、所有者~その知り合い~かまどの小林社長経由でお鉢の回ってきた話にて、猛暑の甲州へ出かけて参りました。
 
「何台か持っているジープを、1台だけ残して処分したいらしい」との漠然とした情報を頼りに、私の苦手な電話機なる通信機器を用いて所有者さんと連絡を取りますと、話が見えてきました。
つまり、長年ジープを楽しまれてきたものの、ご高齢のためそろそろ片づけをされたいとのことでした。
 
キュリアスZINE-002の入稿を終え、少し手持ち無沙汰でしたので、機種こそ判然としないものの善は急げと1時間後には出掛けることにしました。
 
行きは下道でトボトボ。しかし暑い。堪らん。タイヤが溶けるんじゃないかというほど暑くて、冷房の効きもイマイチ。冷媒は充填してあるのでエキパンでも詰まり気味なんかな?いや、冷房能力を超える暑さなんだと思います。サブエンジン積んで思い切りコンプレッサー回したくなります。
 
 
 
で、暑気払いというか景気づけに都留市駅に寄りますと、大変ひなびた駅前広場に素晴らしい光景が広がっておりました。
イメージ 1
じゃじゃーん!!
富士急の一般路線車から消えた標準出力タイプの丸目ブルリが、都留市のスクール運用で2台だけ残っているのです。暑さも吹き飛ぶネオクラシック、素晴らしい、いや本当に素晴らしい。
(U-HT2MMAA、スケルトン化以降の日野の型式は覚えづらい)
 
 
そして至近距離には・・・
イメージ 2
あいや~、こちらも素晴らしい!!
噂に聞く山梨のKBハシゴ車、隣町大月所属の前期型が退役したと聞きましたが、都留の後期型は車庫の中で出動OKの体勢。恐るべし都留市。
 
 
 
その後、昭和風情漂うホームセンターというか演歌の流れる巨大荒物店みたいなところで時間調整ののち、名刺やカメラなど装備品を確認し、いざジープの保管場所へ。そこは、ほうとうの食堂でした。パジェロを停めますと、さっそく建物に招き入れて下さいました。
イメージ 11
 
各ジープの状況や来歴、近隣の林道の話やヨンクの昔話をしばしお聞きします。所有者さんはジープ歴40数年で、手元に残すのはお気に入りのCJ3B-J3だそうです。
 
 
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前置きが長すぎましたか。んじゃ、売り物件の1台目をば。
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新車で購入したJ54初期型に、放出された程度の良いJ54Aボディを載せた物です。
年に1000kmくらい乗るだけで車庫保管。今年の3月まで車検が残っていました。整備状態も良好。山梨在住の方なら44ナンバーを引き継げますねぇ。
 
新車で買ったときは山梨の三菱が売ってくれず、名義を借りて静岡登録で納車されたそうです。つまり書類上はツーオーナーですね。この時代は「キャンターより高級だった」・・・なるほど。
 
イメージ 5
屋内なので荷台や後部の様子は撮影できず。でも、全体の様子からして問題はないでしょう。フロアのハットチャンネルは無事で、左サイドシルに補修&ボルト補強がありました。
民生型ジープ派の私は元のボディがもったいないと思っちゃったりするのですが、この二分割窓と独立ワイパーは好きです。斧とスコップをドテっ腹に固定できるのも良い。
ボディ以外の非オリジナル箇所は少なく、PTOウインチの重量に対処すべく前側ダンパーを補助バネつきに交換してあるくらいです。商品名は忘れましたが、モンローの懐かしのアレかな?
 
 
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他のジープは離れたところにあるそうで、最終サンバーのスーチャー14インチ山仕様を追いかけて移動します。
ジープ乗りが軽トラを選ぶと、なにゆえサンバーになるのか?それは永遠の謎でもあり、ところが必然でもあります。
 
10分ほど走った先にあったのはスッピンのJ24。しかし状態はNG。書類はありますので、活用できる方へ。
値段は「お気持ち」でしょう。
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おっと、Bタイプじゃないか。窓枠の蝶番は鋳物で、コラム横にキーが刺さっていますから、53~54年式でしょう。
 
 
 
そしてこちら、放置しておくには惜しい一台。
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中から出てきたのはJ3Rの床からペダルが生えるタイプ。たしか40年式とのことでした。オッパイ+丸ウインカーですか。
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仕上げるために工場に預けていたのに工場主が亡くなられ、作業途上のまま眠っているんだそうです。ウワ物がバラバラなだけで、ジープの組立てキットと思ってください。まだこのジープは生きています。
 
 
イメージ 10
こちらは書類なしのジャンク品で、ディーゼルとのこと。古いJ54かと思っていたら、シートの隙間から覗き込むと床ペダルでKE31っぽい。先日の青白イレブンと合体させれば、実在しないはずのCJ3B-JC11が完成・・・とかの夢も膨らみますが、私の力ではどうにもできない難物ではあります。
 
 
どの車両も冷やかしではなく本気で検討される方にご紹介します。
J54Aはきちんとした値段になると思いますが、法外なプライスでもありません。ナンバーつきで車検取得も容易そうなオールドジープとしては良心的価格で検討してもらうことにしました。長年の愛用や維持費用に敬意を表して値段をつける・・・と思ってください。
 
まず問い合わせはメールにて。その後、所有者さんとは電話で。
 
 
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帰路、また点きやがったか、V46Vの目障りなランプが!!
スロットルポジションセンサー不具合との診断ですが、別に問題なく走っています。タマ抜くか・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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