先日印刷所に送ったデータの校正刷りが戻ってきまして、最終確認ということで目を皿のようにして読み込む訳です。この段階ではすでに「入稿」ではなく「差し替え」なので、本当は何も無いのがベストなのですがね・・・。
毎号同じようなことを書いていますが、この「デジコン校正」の紙は、写真の暗室のような酸っぱい匂いがしておりまして、中学時代のインチキ写真部を思い出します。
そういえば、一昨年 『古バス見聞録』 を作るときにネガをデジタル化する際のこと。25年を経過したフィルムからは酸っぱい匂いが漂っていて、反り返ったり歪んだり、あるいは変色して駄目になりかけているものがありました。ビネガーシンドロームと言う現象なのだとか。
そのことを先日、プロカメラマンであるランクル大王・守屋氏にお話したら
「いかにしてフィルムから薬品を抜くかが決め手。一時間以上水洗いすることもあるのです」
と教わりました。
なるほど、当時利用していた安価な同時プリントでは十分な水洗いなんてせず、その時のプリントがきれいに仕上がれば良いという考えなのでしょう。もしこのことを知っていたら、現像から戻ってきたネガを洗面器に漬けていたと思います。時すでに遅し。
・・・と、話がえらく脱線しました。
これがデジコン校正。印画紙みたいなベタついた触り心地。そして酸っぱい匂い。
一折(16ページ)ずつ束ねられています。
「でなのだ」
2度コピー用紙に刷って、時間を掛けて読み込んだはずなのに、
なんでデジコンになると見落としが発見されるんだろう。
もはや意味不明なる記述。
「/」 もおかしいけど、日本語になっていない。
私は「イキ」とか「トルアキ」みたいな正式な校正のやり方を知らないので
線を引いたり丸をつけるだけです。
間違っていなくても、同じ言葉が上下二段重ねというのは見た目が悪い。
表紙のナナマルが裏表紙にも出現。こちらは印刷所での誤配置らしい。
案外、表紙回りとか目次というのは見落としそうで怖いんです。
こういうのって、見落としたまま出ちゃったら心臓止まりそうになるんだろうなぁ、とつくづく思います。
そうこうしていたら、今度は会社で使っている(このブログを書いている)キーボードが壊れた。
Enterキーが、押しても戻ってこなくなりました。ポンコツめ!!
拾い物の廃棄品に入れ替えましたが、ストロークが長くて押しにくい古いタイプ。
フィンガーコントロールミッションから棒ミッションに乗り換えたような気分です。
・・・とか文句を言いながら、そろそろ何とかなります。
受注開始はもう少々お待ちください。
昨日の夜、間違い探しに没頭している頃はかなりの雪でした。
こりゃ明日はずっと家でやるかな・・・と思っていたら、この程度でした。
そろそろスタッドレス外すかな。