やはり当ガレージの売れ筋商品。
貨物デリカP27Vは本日来訪の常連さんに一目で気に入ってもらって、本日売約となりました。
ところが・・・・・・。
「じゃ、買います!」
「一応、試乗くらいは?」
という流れの中で、いくらクランキングしても4G63が掛からない。
出た、P27Vの持病だ。
今まで扱ったP27Vは全部そうでした。過渡期的な電子キャブの設定がおかしいのか?
オートチョークが効きすぎて、ちょっと掛けてすぐ止めるを繰り返すうちカブり始めて、そのまま完全暖気をしないでさらに繰り返していると始動不良に陥るのです。
充電して、さんざんクランキングして、なんとか一発だけ跳ねて「パスン、パスン、パスン、パスン」と情けないアイドリングを続けます。右足を床まで踏みつけること5分、まったく後が着ついてこない。あたり一面に生ガス臭が立ちこめます。駄目だこりゃ。
買主さんは 「大丈夫ですよ」 と御代を置いて帰って行きましたが、いざ引取りに来て掛からなかったら困る。
そこで校正読みはあと回しにして、外しやすい1番2番プラグを古典的手法 「焼きプラグ」 で、なんとか始動。
不安定な2気筒のアイドリングが3気筒~4気筒とつながって、あとは溜まったカーボンを撒き散らしながら5000rpmでブン回して、水温計が上がるまで放置。
それにプラグギャップが1.4mmくらいあったのも良くなかった。すごく簡単な話なんですがね。
先月納めた白いP27Vも同様の症状でしたが、乗り始めたらまったく問題はなくなったそうです。その前に納めた5万キロの上物も同様。
ちなみに単純キャブのP23Vでは、オートチョークであっても問題は起きません。そもそもマニュアルチョークとハンドスロットルでも不自由ではないのに。
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こちらは先日ホームセンターで見た 「サビキラー プロ」 なる塗料。
サビ転換剤らしいのですが錆びていない面にも塗れると言うことで、ちょっと試してみたい気もします。あいにく今のところそれが必要な車がない。
キュリアスVol.10の校正から。
なんと風間さんがあの仕事に・・・・・・!? 導入部分だけ、読める画質でアップいたしましょう。続きは誌上で。