朝から凄い雨なので都合が良い。
昨日入庫の最終年式P27Vを雨中走行に連れ出します。川のようになった道路をぶっ飛ばせば、下回りやタイヤがきれいになります。雨漏りチェックを兼ねた洗車ツアーといったところです。
世の自動車屋さんは日々展示車を洗っているところがありますが、このくらいにしておけば節水できるのにな~。
当ガレージでも長期在庫車のボディに苔やキノコが生えた場合、あるいは試走で泥をかぶった場合、鳥フンを食らった場合には水道水で洗車しますが、飲める水を車にぶっ掛けられるなんて日本は凄いと思います。
朝から疾走する目的はもうひとつあって、ブスブスとカブッったエンジンをサッパリさせるためです。
初期のP23Vから電子キャブになったP27Vの流通物件では、オークション会場や陸送会社のヤードで掛けたり止めたりを繰り返すうちに、どうにも不調になっている個体が多いように思います。オートチョークが効きすぎなのかな?
結果は狙い通りで、下回りやタイヤはピカピカになり、エンジン回転もサッパリし、雨漏りのないことも確認できました。
それにしても初期のP23Vからすると、大して改良されていないはずなのに走りやすく、しっかりしている感じがあります。
手元にデータがありませんが、確か91PSから110PSに出力向上、なのにファイナルは4.777から5.3っくらいに落とされたはずです。この数字でピンと来なくても、J53とJ54のファイナルの違いといえば分かりやすいですね(デリカではジープとは反対に落とされていますが)。
それ以外にも、全体のドッシリ感と直進性も良くなっているような・・・気のせいかもしれません。より厳しい排ガス規制(L-orT- →GA-)に対応するための電子キャブ化ですが、チョン踏みのレスポンスや回転落ちも損なわれていません。なかなか俊敏でダイレクトです。
給油口蓋の裏側に「○○ビール工房」と書いてあります。
きっとビアガーデンで給油する3つ星の環境対応エンジンなんだ、4G63は。バイオマスエネルギーの新しい形です。
車検は年明けまで残っています。商談のお返事等が少々滞るかもしれませんが、探されている方は是非。10.2万キロなのにタイミングベルトが交換してあるというのが親切な物件、前オーナーさん、ありがとう。
『CURIOUS-ZINE 001 はたらく四駆』
数日に一度、まとめて発送しています。一昨日午後~本日13:00受注分は、本日発送します。
メールオーダーでの今回頒布分は50部を切りました。次は来年のQ-10と一緒に頒布再開できると思います。
「薄い!」 「本文がない!」という苦情も届きませんので、きっと楽しんでいただけたのではと思いますが、どうなのでしょうか。
Q-10がかなり遅延気味ですので、古四駆商売はこのデリカを持って年内最後にします。
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【追記17:39 】
箱車つながりで・・・
暗くなってから事故車ハイエースを取りに来たのは、お馴染み輸出ブローカー氏の子分2人。クタクタのブースターケーブルで別のハイエースとつないで1KZを掛けようとしていますが、そりゃムリでしょう。
「バッテリーナイ?」 「ケーブルナイ?」と言っているようですが、アメリカのコミックに出てくるようなコンビです。
ハイエース持ち帰れなかったら親分にこっぴどく怒られるんだろうなぁ・・・と思いつつ、手出しはしません。こちらも早く帰りたいんですがね。