ホントに話題沸騰、まさかヤフートップページのニュースに 「ランクル70」 なんて単語が表示されてくるなんて。
でもって、よもや平成も四半世紀を過ぎた今になって、ランクル70の日本語カタログが新たに出てくるとは、驚き桃の木。
トヨタディーラーに興味本位のカタログ希望者が殺到して、印刷代でショートしてしまうんじゃないかと心配しちゃうくらいです。
と言うことで興味本位のカタログがこれ。アクセサリーとしてBJグリルみたいなメッシュグリルが売られるようです(画面右上)が、本当にBJをモチーフにしているんだったら、アクセサリーとは言えアリなのかな? 夢があるじゃないですか。
こちらは皆様の夢を打ち砕く無情な紙っぺら(拡大できます)。まあ、新車だから仕方ないわな・・・。
でも、何年間かは壊れても無償修理できるのが新車のいいところ。シャフトを折ったとか、ホーシングを曲げたとか、間違って軽油を入れたなんてのは対象外です。
私が気になるのは、新車が何台売れたかということより、BJやPZJ/HZJの中古相場がどう動くかです。
当初は、古いナナマルのユーザーが一気に買い換えて、高止まりの相場が少しは落ちるかな?という風に思っていたのですが・・・。
こうも騒ぎになってくると、四駆に縁のなかった人までもが 「ランクル70ってそんなに凄いのか?」 なんて具合に中古車屋に殺到したり、オシャレ四駆のような扱いになったりして、玉数不足に陥るんではないかと。でも規制地域の人は指をくわえて見ているしかありませんわな。
いや実際、6~7年前なら落札価格20万円台のBJ74Vとか、40万円台のPZJ77Vなんてのを中古車オークションで見かけたのですが、ここ数年は5割増しくらいの相場でしょうか。
たとえば昭和生まれのBJ74Vだって、そこそこ綺麗な物件だと40万円では落とせなくなっています。シリーズ全体で見れば出品台数は多くて、渋い実用車風から、ナンだかなぁというような改造車まで幅広くあるようです。
いつぞやの在庫車、ドすっぴんなBJ70V。これは案外高くて、40万円台で仕入れた記憶がありますが、すんごく長期在庫化して困ったのでした。エアコンなしというのがマズかった。キュリアスVol.5 インプレ掲載車両です。
このHZJ77HVのフルオプション仕様は、あまりの純正満艦飾ぶりと走行20万キロのヘタリからしてどうも気に入らず、結局輸出ブローカー氏に出してしまいました。
そうそう、これもお客さんに売りたくなくなった理由のひとつだったなぁ。ランドクルーザーの黒歴史、パワーロッキングハブ。定番症状のブラシ脱落により、結果として 「アンチロック・ハブシステム」 になるのでした。まったくこれは酷いものでしたが、フロントコイル化と同時にY60サファリのような装置に、しれーっとすり替わっていました。
それはそうと、本日ついにランクル70よりもヘビーデューティな4WDバン、BU162“純正怪” が旅立って行きました。今度のユーザーさんは、この車を仕事も遊びにも活用していただけそうで、肩の荷が降りたというか、ちょっと寂しいというか。
私もギリギリまで買いそうになっていましたが、三菱党/日産党ですのでね。「夢は夢のまま終わらせておいたほうが身のため」なんて、どこかの道楽誌に書いてありましたっけね。
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おまけ
15年くらい前の一枚。BJ71Vが納車された記念写真。ずいぶんなドタ靴は7.50-16のSATに入れ替えました。
しかし同じ13B-Tでも、2台前に乗っていたP-規制車と、このS-規制車ではまるで別物だと実感して、ちょっと残念。
気の迷いで買ってしまった、みんながトロいと馬鹿にするHJ60V(後のやつ)の2Hのほうが重厚感があって良かったのでした。