濁緑幌車と言っても、J54Aや73式じゃありません。
お世話になっているスターダストカンパニーさんから「キュリアスで今までスポーツターボを扱ったことはあるか?入手したので、好きに乗り回してOK。」との有難いお電話を頂戴。
Vol.6のパジェロ特集では試乗車両が見つからず掲載できなかったので「来月あたり乗らせて下さい」とお答えしたら、明後日に車検が切れるとのこと。そこでV46V関電号をすっ飛ばし“静岡デポ”へと向かいました。
いざご対面。それは以前、石川さんの濁緑車集会のリポートにも登場した、OD風に塗られた恐ろしく程度の良いスポーツターボ。乗っていった我がV46Vを預け、いざ濁緑幌車の人となりました。工具や写真道具を下ろし、老婆に囲まれ留守番をしてもらいましょう。
こんな感じの色合い。軍用というより、ちょっと気の利いたアウトドア風といった印象。
道の駅富士川楽座で人間のドレンコックを開けました。
このまま富士山を時計回りで試乗・撮影しながら、御殿場に戻ります。
富士山一周140kmでした。
海に近いあたりはポカポカ陽気で三角窓を開けて爽快ドライブ。
途中の河原で色々試してみました。
足が短いとかトルクが無いとか、そういった理屈を抜きにして、
とても四駆らしい楽しい車であると確信しました。ドッケン万歳!
ちょっとジープJ20系の香りが残っていますが、よりフレンドリーな感じ。
廻り目平の緑パジェロを思い出してしまいました。
G63Bターボエンジンは、0-400mだか0-200mのナントカドラッグという競技でも
ブイブイ言わせた強心臓ですが、決してピーキーではありません。
案外スカスカなのは、パワステもエアコンもねえからですぜ旦那。
それもまたジープのようであります。
富士山一周ともなれば、温暖な駿河湾沿いから、凍てつく北富士まで網羅できます
お足元はランクル80ナロー用の鉄っチンに、改造ジムニーに多く使われる185/85R16のATパターン。
この組み合わせ、踏み締めが効きます。軽快です。そしてまっすぐ走ります。
お借りするだけのはずが「欲しい人がいれば売ってください」と言うことで、
結局ゴテンバ車庫までお持ち帰りとなりました。
これは車屋と本屋兼業の強みでもあります(と思っています)。
価格は本気でご検討される方にはお伝えしますが、法外ではない「適価」です
一時期ヤフオクに出ていましたから、なんとなく察しがつくかもしれません。
機関足回りは徹底整備されています。錆なども見当たりません。内装もきれい。
まあ、なんともカッチリシャッキリしています。
うちのV46Vを回収しに行かねばなりませんな。
・・・「軽いパジェロ」は再来週あたり第二段があります。次は軽油のやつ。