昭和46年式のJ20C、レストア時に部品が手に入らなかったのか、新しいタイプの(白/橙)フェンダーランプが付いています。
レストア済みでも「微に入り細に入り」の仕上がりではありませんので、細かい部分にボチボチ手を入れながら乗る感じでしょう。すぐ走り出せる個体といっても45年選手です。
商品化するにあたり、またグラビアを飾るにふさわしい出で立ちになってもらうべく、古めかしさを台無しにするこれを、年式に合ったものに交換。
倉庫を漁ったら2台分出てきました。どれも程度は良い。
ネジが固着していたり折れたりはいつものことですが、なぜか手を血だらけにしながら作業完了。
ときにレンズの装着についてですが、グルグルのモールドを前方にするのが正解(上段)。
格子状のモールド(下段)は後方にして、散光効果によって斜めうしろからの視認性に貢献するのだと思います。ところが逆につけているオールドジープをたまに見かけます。
あれは意図的なのかな、ランクル40で丸グリルを天地逆にするみたいに・・・。
内部には真後ろに(運転手の目に)光が直撃しないような遮光板が設けられていますが、大半は消失しています。このランプも然り。
雰囲気がJ20Cっぽくなりました。
なにしろ塗装がJ24Hの最終型みたいな色調なので、ちょっと若すぎたんです。
なにしろワンテールですから。
しかし実用ジープでは後付けで橙ウインカーを追加した個体も見かけました。車線変更で怖いですからね。
高値安定の(それでも最近は買う人が少ない)アストロンジープに比べ、希少価値はあるのに商品価値の認められにくいJH4やKE47の箱ジープ。50万といえば50万、100万といえば100万、値付けに悩みます。
この年代特有の、2本のボルトで留まるミラー台座も割れていますので、倉庫を漁りますか。例のJ34をバラバラにしたとき(キュリアス11参照)の発生品が、どこかにあったはず。
・・・昭和40年代車は、錆びたとしても腐って穴が開いたりはしませんね。頑丈。