一夜明けるとかなりの積雪量でしたが、山岳地帯は除雪が入っているのと、さすがに誰も近づかないので放置車も少なめでスムーズに走れます。
ところが市街地の脇道までは除雪が間に合っていない様子。前方を塞ぐのはにっちもさっちも行かなくなった4トン車。ここは東名の側道です。
どうやら片側のチェーンが切れて、この体勢からの復帰もままならないらしい。
それじゃということで横をすり抜けようとしたら、そこは雪に覆われたドブでした。
ドスン、はい終了。
なんとカッチョ悪いこと! 4トン車がなんとか動けば惰性つけて引っ張ってもらおうと思いましたが、動けるはずもなく。仕方ないので半キロほど散歩してJ38を取ってきました。
そしてパジェロをまず引っこ抜きます。道路上に私の車が2台…変な感じです。作業を手伝ってくれた近所のいかしたジムニーの方、ありがとうございました。
声を大にして言えることは・・・
「やっぱりジープだ!!」
うちの会社の誰かに見られる前に復旧できたのは幸いでした。
トラックの運ちゃんと一緒に、まずジープをWMGに回送し、現場に舞い戻ります。ここで逢ったのも何かの縁。数キロ先のスーパーに納品に行くこの4トン車をサポートすることにしました。箱の中には、我が家のおかずも積まれているかもしれません。
この側道は、平地に見えて緩斜面の登り。満載の4トン車はけっこう負担です。でも置いて行ったらまた側道を塞いでしまうので、2~3キロこのまま頑張りましょう。某サンにいただいた黄色のスリングが役に立ちました。
途中、富士急バス御殿場営業所を横目で見ながら、一枚。
この路面状況でこれだけバスが残っているということは、案外ダイヤ通りに運行しているのかな?管轄内に山岳路線を擁する営業所ですから、雪でもへこたれないのかもしれません。
なんとかスーパーの駐車場に引きずり込みましたが、スタック。「男性店員全員、スコップ持って集合」の無線が飛んだようです。最後にパジェロで一引きして、納品口に辿り着きました。お待ちかねの商材が店頭に並ぶことでしょう。
身体が糖分を欲していますので、コーヒー牛乳を買って戻りました。
途中の信号で伊豆箱根バスをキャッチ。今日は日曜ですから、プレミアムアウトレットの駐車場シャトルバスでしょう。
もう都会じゃ見られない富士重8Eボデー。実感が湧きませんが、これが“現代の古バス”です。ああ、4R、MRの思い出は遥か遠い日。
WMG在庫車置場。一人では雪かきする気も起きないので、J38でラッセルして通路作って終了。踏み固めたら溶けなくなるでしょうが、あとはお天道様任せで。
6トン用ロープでパジェロを引き上げたらこの有様。本来なら12トン用を使うべきです。車重に対してキャパシティオーバーでもありますが、風化劣化がひどかった。なにしろ廃車の車内から拾った、ガサガサのロープです。
もし千切れても上方に弾け飛ばないのがソフトカーロープの利点ですが、こうなると使う気はしません。