パジェロ屋をおっ始めるつもりは毛頭ございやせんが、最近はどういったワケか色々出てきて、どれを仕入れるか目移りするってもんです。明日も明後日も、仕入れたい物件があります。在庫過剰は御免こうむりたいのですが、みすみす珍物件を流すのも野暮ってものです。
まあ、出てこなくなると数ヶ月は出てきませんので、あるうちに買い込んでおきましょう。次号キュリアスに取り掛かると、オークションチェックもしなくなってしまいますし。
それで、先週落札して四国から運ばれてきたのがこの短尺の昭和58年登録車。幌のターボにアクセサリーカタログに載っていたパジェロトップをかぶせた、驚きの極上車。1回目の車種追加で加わった未再生の青メタ色です。
ただしオーバーフェンダーや懐かしのオージーブルバーなども着いちゃっておりまして、このあたりは早急にスマートなスッピン状態に戻したいところ。見た目の問題もさることながら、4ナンバーでこの車幅は法的にもNGです。
小奇麗な内装、のちの年式より尚フニャフニャの変速梃子は、下に押し付けてRに入れるタイプ。ウインカーリレーは古めかしいポコポコ音を奏でます。エンジンはこんなものかな、4D56よりスカスカ感がありますが、回転は軽快です。
BBSという舶来銘柄の小さなハンドルが着いていますが、あの大きな純正2スポークが残っていないのが残念。せめてナルディの38パイにでも変えないと、パワステも無いし雰囲気ってものがありますし。
程度の良い「パジェロトップ」たいへん素敵です。メタルトップより広く感じます。いや実際、僅かに広いのかな。ワゴン用ステップバンパーも標準バンパーに戻したいところ。手に入るかな?新品は高そうだな・・・
4x4MAGAZINEのパジェロ特集号より(昭和57年6月発行)
走りは先日ご紹介したG63Bスポーツターボよりかなり鈍重ですが、それが良いという方には良いでしょう。
ディーゼルエンジンが載った鼻先も重くてドタッとしていますが、それでもLC40系やJ54の半分のドタッと感ではあります。
ちなみに濁緑G63Bスポーツターボは売約となりました。この樹脂屋根もどなたか可愛がってやってください。
ではでは。