今年最後の納車は、オークション評価点4点公用車下がりビッカビカP27Vであります。
車検整備が完了したので、四駆は初めてという若い方が中京方面から取りに来訪されますので、ガス補給やら書類確認やら行い、しばし待ちます。一昨年、私がP23V「紅芋号」を購入して以来、商材としても妙に気に入ってしまって、都合4台目のデリカバンの販売。スターワゴンを入れれば7台目です。
その合間に、アラ懐かしや!!かつての相棒、黄色いVR160ちゃんがキュリアス代をお支払いにSD33をギュインギュイン鳴らしながらやって来ました。私が乗っていた頃より、丁寧に手入れがされています。しかしバイクいじりが本業の新オーナー氏はクロカンも行う。スペアタイヤキャリアには地形を削った痕跡が。スバラシイ!!
さてさて時間になりましたので、デリカ購入者氏を迎えに東名御殿場バスターミナルまでひとっ走り。
皆さま御殿場にお越しの際は、名古屋方面からJR東海バス、江戸方面から小田急箱根高速バスがお勧めです。信州方面のお客さんのためにアルピコ交通か千曲バスにも路線申請のリクエストをしておきましょう。充当車種は上高地仕様BU10Kと白樺湖仕様U30L指定ということで、巡航速度は80km/hに抑えます(?)
バスターミナルまで乗って行ったのは5年式のテラノ。こんな車、いつ仕入れたのかって? イヤなに 「テラノ欲しいなぁ」 なんて言っていたら、カマド社の新車営業マンのススム君が下取ってくれたんですよ。
按配のよろしいことに、軽油の手動変速で車検も残っている。保険を掛けてもらったら、しばらく取材の足に近所の下駄に、そして取材対象としても接してみようと思います。
型式はWBYD21と思っていたらLBYD21。頭がLだとオーバーフェンダー付きということのようですが、全盛期のRV的ヨンクの中で、オーバーフェンダーがもっとも似合わない車種だと思います。走りにもそれが現れていて、重苦しさのみならず直進時の不安定、据え切りでの無理を感じます。幸いにも前後バンパーは全グレード共通サイズのようですからナロー化しても使えるのですが、ボディに穴ぼこが残るようです。車両重量1880kg、同年式のナロー車より40kg重いだけですが、気分的には200kg増しです。
内外装の程度は上々なのですが、クタビレタMP118の発車待ちを彷彿とさせるチキチキ音が盛大に出ています。タペット調整だけで直れば良いのですが、年が明けたらオイル交換がてら見てみましょう。ステッカーによれば前回のオイル交換から7000kmも走っていますから、そんな使用状況に起因しているのであれば少し厄介です。場合によっては海外行きでしょう。
独懸四駆の中でもっとも好きな車種ですから、なるべく国内に残したいとは思うのですがね。
無事、P27Vを送り出し、帰途につく頃には雪が。御殿場はそうでもないのですが、自宅周辺はパウダースノー。壊れているはずのABSがなぜか急に復活しましたので、意味もなくググググっと作動させて楽しみます。うーむ、やっぱりABSてのは制動距離が長いな。いらないかな。
翌朝は、心配していた凍結も少なく、しかし新品のSP-LT01が能力を発揮できず、ちと残念。
会社は大掃除の日ということらしいのですが、なんだかよく分からない状態で並んでいる在庫車を動かしたり、充電したり、日干しするだけで数時間が経過。残りのキュリアス発送と事務仕事諸々を済ませたら、本年は終了でしょう。大掃除は年明けにじっくり。
写っていませんが、左奥にG60H、LD10V、J37×2、JA11Vが隠れています。ちょっと多すぎです。
ところでテラノの前にある白い山猫。本当はこれが今年のしめのおネタのつもりでしたが、ご紹介せぬまま終わりそうです。ちなみに先日入庫のP35W(GLX)はグロー系統の不良(リレーかタイマー?)が判明し、修理金額と車両価値を天秤に掛けた結果、輸出ブローカー氏に託すことにしました。
それにしても2013年は、クロカンブーム華やかなりし頃に「硬派オフローダー」諸氏から見下されていたような、独懸RV四駆の魅力再発見となりました。時代と共に価値観は変わり行くものですが、FFベース電気仕掛けオツマミAWDばかりの世で、フレーム付き、ローレンジ付き、リアリジッドアクスルというだけで面白い車種に感じてしまうのです。ましてやゴリゴリクロカン遊びではなく万能生活四駆となれば、俄然そんな往年のRVも輝くと思った次第。かつてメーカーが仕掛けた罠に、30年を経てまんまと引っかかった・・・・のかな?
/////////////////////////////////////////
年明けのお題は、いきなりこれ。果たして達人ご一行によるサルベージ劇の行方やいかに!! その前に本栖湖のJ30系OC・NYMですね。