・・・といった様相を呈しております当ガレージ。キュリアス8号が校了した途端に入出庫や商談が盛んになっていますが、きっと皆さん気を遣って作業が終わるまで待っていて下さったのだと思います。ありがたいことです。
昨日来訪の元Y60ショートAD乗り氏のVG30テラノは、貧相化改良を施してフェンダーにクリップ穴が空いていますが気にされてはいないようです。これに乗って何を買いに来られたかといえば、先日ご案内のミニキャブ“VX”なのでした。ご成約誠にありがとうございます。
このテラノって車、RVブーム全盛期のモデルですが技術の日産時代末期の作品で大変に出来が良く、私はいつか乗ろうと思っています。狙いはTD27の5速かな?貨物のA1MとかA2Mかな?でも4M40乗ったら乗り換えられないかな?いずれにせよ18年前Y60に接して以来、日産信望があります。
・・・で、背景に見える箱型の物体。
じゃじゃーん、いつか出てきたら仕入れようと、期待もせずしかし常にオークションチェックは欠かさずおりましたら、念願叶って出てきました。
出品地は群馬でしたが、出処は長野市内。走行僅少、車体極上、機関系眠たげ・・・ 車体のステッカーからして、きっと戸隠や飯綱へのスキー行にだけ使って、あとはガレージにしまいこんであったのかなと想像します(あくまで想像)。
左のP27Vはお嫁入りが決定し、次号キュリアス用に並べて撮影したりしています。
なんだか最近、スパルタンな鉄板むき出しインパネより、こんな角ばった樹脂内装に興奮し、時に安堵感すら覚えるのです。しかし恐ろしく綺麗。タイムマシーンとはこのことで。
旧型デリカの弱点と言われる箇所も錆びていませんので、結露・凍結という悪条件から避け、屋内に隠します。ヤードは東名側道沿いなので「ぶらり一見客」の冷やかしを避けたいという思いもあります。
こういったとっておきの車は、キュリアス誌や拙ブログにおつきあい下さるような、物好きで理解ある方に乗っていただきたく、身勝手ながら譲れない部分であります。
数ヶ月ほど保管し、暖かくなったら試走・撮影に供してのち、売り出そうかと思います。
こちらのF・ドッケン働く四駆は「河川パトロール蒐集家」のようなJ30系乗りの方からオファーがあり、年明けまで商談中となりました。国内でこのまま乗って下さるなら、珍妙なる四駆専門店冥利に尽きます。
次はもう一台、F・ドッケン車が入庫します。リジッド車、特にJ20系や160サファリの出品には目を光らせていますが、これはと思うような個体は激減しています。