竃自動車の営業さんからの打診「JA22要りますか?」
まあ、要るといえば要るのですが、そこは事故現状車。もし要らないといえば解体行き。リサイクル料金も返還なしの「使用済み自動車」としてお客さんから引き取るのだそうです。
現車を見ると・・・ちょっともったいないな。「生きた車」として下取って欲しいと依頼しました。で、当方の元へ入庫。旧型ジムニーが一台、地球上から減ってしまうのを阻止しました。いいんだかどうだか。
こっちから見るとスンバラシイですね!! H9年式ですが前期型で手動ハブです。
あれ!?と思ったのはこれ、エアバッグ。前期型から設定があったんだ。知らなかった。さらにABSまで。
ちなみに車内は清潔な感じ。ニコチン・タールを発生させる嗜好品を喫していません。ただし天張りタレタレ。
問題の左側面。ドアからクオーターまでえぐれています。
ホーシングやリーディングアムのガリ傷からして、側溝か段差に落輪したことが車体破損のきっかけだったと思われます。
ボンネットを開けてムムムのム。心臓発作であの世に行きがちな初期のK6Aですが、この輝きはリビルドエンジンではないのかな?
すごくカッチリした走りを見せるのは、このためでしょう。タービンは古いまんまですが。
ひとまず、ヤフオクで同色(カラーコードY29)のドアは6~7000円くらい。
あとはBピラーCピラーを少し押し出して、クオーターは木ハンマーでぶっ叩いて・・・とか、細かいことを気にしなければ、立派に「ちょっとボコボコなジムニー」にはなりそう。
フロントバンパー下部や牽引フックも損傷ありなので、社外の棒バンパーと打ち抜き板フックで解決でしょう。
・・・と書くのは簡単ですが、先に次号キュリアスを仕上げねば。
現状で良いという人は、このままどうぞ、自分でなんとかしてください。お値段相談。
ある程度カタチにしてくれというなら、夏の終わりぐらいまで待ってちょ。
車検も切れます。しばし塩漬け決定案件。
今さら静岡ホビーショーの出展報告をしても遅きに失した感がありますので、印象に残ったものを一点ご紹介。出展企業ではなく来訪者さんの作品なんです。しかも模型と関係なし。
弊社ブースの周りをウロウロしながら私を見ている若者がいて、やばいなぁ~、怖いなぁ~と思っていたら、なんとこういった同人誌を作っているので、見て欲しいと。
こちらだって同人誌に毛が生えたくらいの編集室なのに、本当に光栄なことです。
雑誌不況ったって、趣味人が作ったピンポイントな内容の同人誌が、総合的商業誌を上回る魅力を持つようになっているんだから、仕方ないよな。そんな印象を受けました。
著者のTUNAさんが、日本の中古車がロシアで活躍する姿を山ほど撮影してきて、それを小さな判型にギューギューに詰め込んだ本です。ご興味ある方は #異世界転生編 で検索してみてください。次は台湾編を出すということで、すでに渡航取材を終えたそうです。
あ、トミーテックさんのこれは気になりました。関電トロリーバスは自動車ではなく無軌条電車なので、鉄コレの分類なんですね。ついに今年でおしまいです。
最終日閉会後の撤収待ち風景。
シュビムやハーフトラックのところで兵隊の格好して立っていたお姉さんたち。会場では「地下アイドルだべ」という憶測が飛び交っていましたが、その正体は地元の劇団員サン。
この実車2台は各種模型以上に注目を集めていまして、いろいろ質問されましたが、私はミリタリー的なことはサッパリゆえトンチンカンな回答を山ほどしたかもしれません。
私はこちらの実車に注目していました。ミリタリーはサッパリといいつつ、これらも広義の軍用車なんでしょう。Y12の乗用登録と貨物登録が並びました。
その存在はかつてのWY30とVY30といったところ。エキスパートW11の時代を挟み、車格は2ランク落ちていますが、他に選択肢がありません。
その数日後、入庫したW11の手動変速車に大興奮。良き時代の、最後の香りがします。直噴スメルがガツンと来ます。