F70ラガー幌ちゃんがめでたくお嫁入りしまして、その下取りがまたべっぴんさんで驚いています。
このスペシャルマシンを下取りさせていただくために、うわ物のお値段もかな~り調整してしまいました。まあ、赤字じゃなきゃいいんだわい。
元は信州の女性オーナーが乗られていたとのことで、調べたら善光寺の近くの住宅街で、とても親近感の湧く出処なのでした。
型式はBFSR(ぜんぶアルファベットだ)で昭和62年式、エンジン型式はB5というOHC1.5Lのキャブレター式。まろやかで粘る印象。
私は今までセダンなんて考えたこともなかったのですが、気分一新でジープもADバンもぜんぶ手放して、こういう画期的な車でアタマをリセットしてもいいかなとか、妙な気持ちが沸き起こります。
血迷ってはいません。こういうのは流れとタイミングですよね。まあ、しばらく手元に置いて試したら満足してしまうのですが。
お気に入りの在庫車については内外装をしっかりコッテリ掃除するのですが、これほど掃除のやりがいのない物件も初めて。
旧型車好きの売り主さん(つまりラガーの新オーナー)が、恐ろしいほどに磨き上げてくれていました。カビが生えたラガーも今ごろは美しくしてもらってるのかな。
メーカーとしても自信たっぷり、一番のセールスポイントはフルタイム四駆。フロアマットも専用品です。
機械式センターデフを任意でロック、これが本当のフルタイム四駆です。
この本格メカニズムに対して、私のADバンのビスカス式なんて恥ずかしくて穴があったら入って、入口をアルミテープで蓋したいほどです。
乗ってみるとわかるんです。特に曲がりながらの加速時など、四輪で均等に駆けていることが。癖のない、安心感のある四つ足での山岳走行は、ビスカス式はおろか電子式トランスファーでも味わえません。「ちゃんとしていた頃」のランドローバー製品や、ランクル80系と同じです。
ただ、この個体に限ってかもしれませんが、60km/hあたりでペラからの振動が気になる。FFに対し、それだけ余分な回転部品があるということを思い知らされます。無駄といえば無駄、確実といえば確実。
これな~、良い!!
小学生の頃だったか、各メーカーがこぞってセダンに採用した新機能「トランクスルー」ですよ。形はセダンでもワゴン的に使おうということだったのでしょう。
乗ってみるとシフトレバーがグラグラ。ピンの折れたJA71みたい。
このまま走って、どっかでレバーがすっぽ抜けたら帰ってこられませんので補修を試みます。
内装部品を外すにも、折れそうな爪をこじってバラすのではなく、ネジを外せば安全に作業ができるのは昭和車ならでは。材質だって今みたいにチャチくない。
なるへそ。
破片拾得。
地面に落ちていたゴムブッシュを切って利用しますが、切りすぎてしまいました。ちきしょうめ。
もう他には落ちていないので、耐油ホースを切って使ってみました。見事に直りました。
同類の入庫は以前もありました。このブログをご覧の方なら覚えておいででは。
国産初のフルタイム四駆ライトバン、BF6Mです。エンジンは同系列のB6なる1.6L。
こちらは友人のモケイ屋、夕凪サトー君に託しました。とてもメカに詳しい彼いわく「幸せになれる車」だそうで、たいへん気に入って愛用しているそうです。
このバンとジェミネット2を走らせる企画が前号キュリアスでボツになったので、リベンジを考えています。ファミリアセダンと本家レオーネバンも加わり、役者は揃いましたのでね。
しかしすげぇなぁ。こんなライトバンや、おっちゃんが乗るような地味系セダンが、ラリーシーンを席巻したBFMRと同じセンターデフと前後独立懸架、おまけに4輪ディスクときたもんだ。
つまり、羊の皮を被ったヤギですよ。どっちもメェ~と鳴く草食動物。狼や獅子、虎のような荒々しさではありません。
話は変わりまして、キュリアスVol.14の準備をしつつ、CURIOUS ZINE-004『廃バス見聞録2』という少数発行本が、ぼちぼち仕上がっております。
古いすゞと偽いすゞ。
UD5の音がする道先案内人のTd5と。ヴェバスト装備の寒冷地スペシャルです。
清里ピクニックバスも過去帳入りとは。
食後に油断していたら、釘付けになった一台。これでもノーマル車高なんですよね、U1#系の四駆は。
初めて会ったのは25年前だったか。お達者でなにより。
雪の舞う峠道で見た光景。(助手席から撮影・・・としておきます)
散水車かというくらい、派手に水をまくトラックが。なんだろうな~と。
海水ってなんだよ!!
荷台の桶から、車体が揺れて溢れた分をドレンしてるんだろうと思いきや、ずーっとこの勢いで走り続ける。スペアタイヤ落とすぞ。