「白いヨンロク」ったって、巷じゃ変に価格高騰して買いづらくなっている、錆びる車の最終型のことではありません。隠れた名車、三菱の良心・最後のロアグレード、V46Vのことです。
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3年前のこのブログ記事。http://blogs.yahoo.co.jp/ponkotz_8/31749468.html
業者オークションで勢い落札して当ガレージに搬入された時の模様を、関西の人と関西弁を交えつつ綴ったようです。
以前はランクル/ジープ/サファリに代表される硬派四駆(ユーザーが硬派とは限らず)以外に目もくれずおりましたが、この直前に頼まれて落札した「V46V・NTT号」
業者オークションで勢い落札して当ガレージに搬入された時の模様を、関西の人と関西弁を交えつつ綴ったようです。
以前はランクル/ジープ/サファリに代表される硬派四駆(ユーザーが硬派とは限らず)以外に目もくれずおりましたが、この直前に頼まれて落札した「V46V・NTT号」
をきっかけに開眼した(血迷ったとも言う)貧相系ドッケン四駆路線。まずは在庫車として白いパジェロバンを、自分用に紅芋色のデリカバンを仕入れ、以来ヒンシュクモノの迷走を続けております。
で、その白いパジェロバンは近所の四駆大好きオジサンの元に嫁いだのですが、一年して突如先祖がえりを決意されたのでJ37と代替に里親探しに出したところ、西方へと旅立ちました。そしてまた一年が経過した頃、西方のユーザーさんから「手放すので買取価格は如何に?」との打診が・・・
うーむ、これは渡りに船。J38一台で遠距離取材やら塩カリ取材やらを続けるのは忍びなく、ユルユルなシリンダーを単なる移動のため更に磨り減らすのも後悔しそう。
そんな理由で、当ガレージに並んだジムニーか、あるいは小型トラックかバン(ボンゴ4WDとか)でも買おうと思っていた矢先でした。
三年隔てて我が家に招くことになった「白いヨンロク」。
まずは最近新設された裾野警察署に車庫証明の申請を。今までは遥か彼方の干物の街まで出向く必要がありましたが、今後は水ギョーザの街で車庫証明が取れます。
窓口のおねえさんは素晴らしく懇切丁寧。こうも暑いと「新設署だけに親切だ」とか、卒倒級の駄洒落でエキパンの詰まりすら吹き飛ばしたいと思います。
平成9年式、走行距離はなんと2万キロ!! はウソで、14万キロあたりでメーターが壊れて交換した覚えがあります。いずれにせよ、出戻りを2回繰り返した車なだけに、素性が分かって安心。
“廉価バン”のセレクティブ四駆ですから、パジェロご自慢なスーパーセレクト4WDの駆動系をかたどったインジケーターは目障り。現在500キロくらい乗りましたが、燃費はエアコン全開でも余裕の10km/L超。ターボが効き出してからのパワーは有り余っていまして、むしろ扱いにくく感じます。140PSも要りません。
萌えポイントは鉄板の見えるドアとフェンダーミラー。サスペンションやエンジンではなく、維持費と燃費とこんなシンプルな箇所に惹かれます。木目プリントのプラ板や、シボ目を入れた偽革で鉄板を覆うのは、むしろ貧乏臭いことです。例えばこのまま右の川に転落しても、手回しウインドウなら脱出も容易。
荷台容積はパジェロとしては最大クラス。背もたれと座面を別々に畳むBJ60やVRG160に比べたら、奥行きが少ない・・・ J30系やランクル77と同じタイプですね。薪を満載するには、ちと物足りなし。
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J30系と、その後継機みたいなパジェロバン。似た性格の車を所有することになってイマイチ使い分けが難しそうですが、とりあえず「仕事用の車」ということで、取材やら荷物運びには重宝するでしょう。私も一年くらい乗ってみようと思います。その先は不明。
この記事の写真と同じ組み合わせが実現。意図したものではありません。
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WEBサイト掲載の書店リストはキュリアスのもので、本書の配本店とは異なります。
ちなみにキュリアスVol.8の内容は仕切りなおし中。