半年近くも費やした写真集(にしては解説が多いから、グラフィック誌としましょう)の 『信州古バス見聞録』 制作も、校正出力を製本会社サンに依頼して一段落。数日後に刷り出しが送られてくるまで、しばしの安息日。
そこで、影の立役者であるお道具たちの手入れなど・・・
まずはおカメラ様。このP-6000は4年間愛用していますが、取材中ついに壊れました。
私はこのような、ちょっとグレードの高いコンデジが本の制作には一番便利と思っており、買い替え候補機種もパッとしないので、修理に出しました。
私はカメラを肌身離さず持参していないと不安になる 「写真機依存症」 ですので、当面はデカイ一眼レフ(D90)を持ち歩きますが、いきなりランクル200で通勤しろと言われたような億劫な気分であります。
次はおクルマ様、というかおジープ様。
車齢30年ですが “アストロン” と言うだけで新しいモデルの気がして、手入れも疎かになりがち。取材行では延べ3000kmを走りましたが、とっくにオイル交換時期に達していたので、6500kmも無交換で走り通してしまいました。ヒドイ話です。
もっとも、6500kmを走る間に4ℓ缶を1本半も注ぎ足すほどのオイルっ食い。少しずつ新鮮なオイルに更新されていたから平気だろうと解釈しています。でも、出てきたオイルは煮詰められたような感じで…
信州行で立ち寄った戸倉駅前。かつて川中島バスに「国道上田線」という距離のある路線バスが通っていた時代の要衝ですが、現在は寂しげな様子でした。
このあたりからJ38はノッキング(デトネーション?)が激しく出始め、徐々に点火時期を遅めながらの走行。それでも負荷がかかるとカリカリ鳴ってパワーが出ません。もともと出ていた症状でしたが、今回は致命的です。
そこで、ベテランジーパーに教わった“ある方法”でカーボン落としを敢行。市販のエンジンコンディショナーではまるで効き目がなかったのに、処置翌日にはディーゼルのごとき黒煙をカタマリで噴出するという驚きの結果を得ました。点火時期も正規に戻ってビンビンです。どのくらいビンビンかと申しますれば、御殿場市内から富士サファリパークまで、交差点以外は4速ホールドなのです。
キャブやデスビを変えたり、EGRを切ったり戻したり、さんざん頭を捻っていた症状の原因はカーボンでした。フューエルカットソレノイドの無いキャブを付けていた頃、長いランオンが頻発していた理由も頷けます。
で、話は戻りますが、こんな本になりますので、ご興味を持って下さる方は是非おつきあいください。発売は9月中旬、価格は2100~2500円の間で調整中です。
次はキュリアスVol.8に取り掛かりますが、惜しげなく使える取材用下駄車の欲しい今日この頃。社用車では納得行かない性分ですので、何台か狙っている物件はあります。
例えば、すっかり溜まってしまった格安ジムニーの一群から・・・とか、4ナンバーのディーゼル貨物車を探してくるとか、マライアちゃんみたいな軽トラにするとか。
このジムニーも売り始めないといけませんね。どれも格安。一山ナンボ(大げさでした)。今のうちに唾つける方はメールでお願いします。
右端は私の候補車「エンジン怪しい号」JA22W。お勧めは水色のJA11Vと中央のガンメタの最終型64PSのバンHA。左はガタピシの要整備車で、場合によっては廃車にします。
もう1台、写っていませんが廃車寸前なJA11V高屋根車もあります。