QQの林道ツーリング記事にも登場したV46Vのメーターを外してみました。
ABSセンサーが不良で、点きっぱなしで気になってしょうがない警告灯の電球を抜くのです (これにてABS修理完了気分)。
ついでに、シートベルト警告灯と半ドア警告灯という「お節介ランプ」のタマも抜いてしまいます。
この二代目パジェロは現代グルマなのですが、メーターを開けるのは実に容易。ランクル40やジープ20~40系より早くできます。そんな作業中に判明したことは・・・
マジックで車台番号を殴り書き・・・「V46V-1400462」 ふ~ん、この車は「V46V-1400252」なんだけどなぁ。どうやら中古メーターに交換されている様子、なかなか胡散臭い。
実は前々オーナー(近所の某さん)の時代にオドメーターが壊れ、スピードメーターASSYだけを新品交換したことは知っていましたが、その前にケースごと中古品に交換されていたのでした。
H9年の初度登録から関西電力の関連会社を2社渡り歩き、晩年は関電直属の和歌山電力所で働いたこの車。
H18年に関西の個人ユーザーに渡り、H21年に習志野で輸出届が出され、船積み直前になんらかの理由で国内オークションに逆戻り、それを当ガレージで落札しました。出品票では「メーター改ざん」「メーター交換」表記もなかったのですから、全部の記録簿でも揃っていない限り流通物件の距離計なんて信用できないということです。厳格なはずの会場検査員もメーター外すことまではしません。
もっとも、13万km台で新品メーター交換で距離計もゼロになって現在3.7万kmを指している、つまり合計17~18万km走っている割にはペダルやハンドルも擦れていないし、今はスパイダルコに変えちゃったけど純正シートもヘタっていなかった。パジェロも案外タフなのかな?と思っていましたが、一度目のメーター交換では実際の距離よりも多く走った中古品を付けてしまったと解釈すれば合点が行くと同時に、得した気分なのでした。
ならば「実走行は10万kmくらいだべ!」と思い込んでおきましょう。走行不明車ながら、精神衛生上も大変よろしいですね。
///////////////////////////////
さて、外したメーターを陽に透かして観察すると、高額グレードやAT車のための、クルーズコントロールやらO/Dやらの使われていないインジケーターが見えるのですが、WHEEL LOCKという文字も発見。これは妙ですぞ。
先代L型パジェロの後期で採用された、オートフリーハブのインジケーターなわけですが、二代目ではデフの横っちょでフリーホイーリングをしていますから、もしや輸出用に末端断接仕様(=オートフリーハブ仕様)があったのかな?と考えます。謎です。
昨日入庫の二代目テラノLR50と並んで。
このテラノ、H10年式17万kmですが、かなりのガタピシ君なので商品化は難しそう。輸出か解体屋サン行きか・・・。D21テラノとの比較写真だけ、撮っておきましょうか。
/////////////////////////////////////
話は変わりますが、L/Rが自社最速のSUVを発表だそうです。
550馬力、0-100km/hの発進加速は4.7秒、「高級スポーツ用多目的車」ということですが、多目的ってねぇ・・・