本社部門の下取車が流れてきました。担当営業マンはBJ46Vに乗る晋君(新刊QQに登場する若い衆)。
たとえばエスティマとかエルグランドのようなミニバンなら飽き飽きするほど見ているので、程度が悪ければノータッチの右から左で輸出ブローカー氏に電話するところです。
「イイノガ ハイッタネ ゴマンエンデ ドウ?」 ・・・いや、私までカタコトの日本語になる必要はないか。
ところが今回のワゴンはちょっと違う。車検も残っているのでその辺を走って味わい、船のような乗り味を満喫。下回りを覗き込んでフレームが付いているのを見て、うーんと納得。型式JZS130Gというクラウンワゴンであります。ローダウンされているのが個人的には馴染めませんが、この車種の常套ではある。
そもそも、某高機動ダイナを転がす某氏がセドバンの元現金輸送車・VY30なんぞを入手して、VG20を唸らせながら某高機動コースターの取材やら某U690のサルベージ作業なんぞに乗り付けるもんだから、悪い影響も受けようってものです。
もっとも、こちらはトヨタでアチラは日産、こちらはワゴンでアチラはバン。大きな違いがありますが、もはや消滅ジャンルである、この手のトラディショナルな長いボンネットのワゴン/バンには、大いなるロマンを感じます。
下取りゼロ円なので職権濫用で自分用に頂戴しちゃおうかと一瞬思ったのですが、自動変速機が壊れていて3速ホールド状態なのでした。ということで、乗り心地のみならず加速も船の如し。
急ぎたければコラムレバーをいちいちLに叩き込んで発進するようで、おまけに2ndも使えません。
興味ある四駆の流通物件も少ないことだし、クラウンバンのGS136Vの低グレードとか、丸目4灯のセドグロVY30とか、RD28エンジンのVUY30とか仕入れたら、経営不振で血迷ったと思われるのかな。一応、四輪駆動屋だからなぁ・・・。
でも、これが好きな人って多いですね。案外メジャー路線のはず。タクシーがミニバンベースになろうという昨今、これからが旬です。
この手も素敵。
オークション物件は、ノーマルの見た目の霊柩車に注意が必要かな?