キュリアスVol.9は無事校了し、納品を待つばかり。今頃、信州は佐久市の工場にある巨大印刷機から、ラガーやハフリンガーやU690やBJ46Vの絵柄がガッチャンガッチャンと吐き出されていることでしょう。
それを埼玉の製本工場で裁断して綴じます(確か、そのはずです・・・)。
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それはそうと、前号Vol.8の手元在庫が僅少となってしまいました。一個前の号が品切れというのは、嬉しいのですがイベント露店等で寂しいので、書籍販社の拠点から100冊ほど送り返してもらいました。
これらは、書店の店頭やバックヤードで余剰になったり売れ残ったりして、古紙再生という「本の墓場」に運ばれるはずの600冊の中から、傷みのない本を選りすぐってもらったもの。
本というのは委託販売ですから、悲しいかな一度も店頭に並ぶことなく返本・廃棄の憂き目に遭うカワイソウな個体も多いのです。それを皆様にお届けしようという真に資源節用な考え!!(都合の良い解釈)
決して中古品ではありません。ピンシャンの極上品、車で云えば新古車ですが、これも売り切れ寸前になれば棚ズレ品も出てくるでしょう。
・・・・・・ということで、Vol.8は編集室にたっぷりあります。まだお買い求めでない方は、最新号と一緒に是非。
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さて、ここに並んだのは、キュリアスVol.2・5・8、そして拙著『信州古バス見聞録』の裏表紙。バーコードの配置、位置、数が違います。これは「雑誌」「書籍」「ムック」の違いです。
ちなみに「ムック」とは良く聞く言葉ですが、ブックとマガジンを合体させた造語です。桃とリンゴでネクタリンみたいなもんです。
キュリアスは、創刊号からVol.4までは「雑誌」、Vol.5から7とバスの本が「書籍」、Vol.8から「ムック」として発行していて、それらの違いから厳密に定められた裏表紙の表記方法が違うのです。印刷前の「正しいかチェック」が入ったりして、なかなか厄介。
まあ、そんなことは本の中身には関係ないのですが、配本や制作スケジュールにそれぞれメリット・デメリットがあって、今のカッコウ、つまり販社のメディアパルさんによる「ムック」に落ち着きました。書店にも多めに配本できて、自分の労力も少なく済むというのが理由です。
こういったことが二転三転するのは疲れますので、現状路線を維持したいと思います。これがまた変わったら「ムムム、なんかあったのか?」と思っていただければ。
明日はメディアパルさんと打ち合わせです。高速バスで行くか、首都圏リーガルなP23Vで行くか、小田急で終点までノンビリか、さてどうするか?