キュリアス9号制作も完全におケツに火が点いて、もはや引火炎上爆発っくらいの有様なのに、全ページの第一回目刷り出しが終わったところで、急遽Vol.10用テラノの試走撮影に出かけました。
イヤ仕方ないんです、あと数日で車検が切れちゃうんです。おまけに輸出ブローカー氏が「ソロソロ、ホシイネ」と急かすんです。
なんだか道が荒れまくっています。予想外の好条件!!
好条件とは即ち悪条件。ちょっとやばくなって焦っているところ。
下車して路面状況確認、黒煙を噴き出しながら一気に後退!!
ここはサポート車なしでは危険なので引き返しましょう。
日頃乗っているパジェロバン(リアコイルのV46V)と比べても、ソフト、しなやか、でも踏ん張る。
たかがドッケン、されどドッケン。その中でもD21テラノが一等賞と思います。
こんなワイドタイヤ仕様でも、舗装路から極悪路まで安心感があります。
要はリアサスなのでしょう。バネが長いからというより、
5リンクのホーシングの拘束が良い意味で“ユルイ”んだと思います。
「Y60サファリを縮小コピーしたような」と評されていましたが、本当にその通り。
でも発売順序からしたらY60サファリが拡大コピーなんじゃないかな?
以前試走した初代エスクードのAアーム・コイルリジッドも良かったのですが、
テラノの後足もとにかく自由、しなやかです。
これに乗るとパジェロ3リンクなんて動きが渋くて、ランクルやジープの板バネは論外。
あの160サファリのテーパーリーフも及ばず。
もちろん荷役性やらパワーやらも含めた総合性能は一長一短でしょうけれど。
テラノに対して「狭い」「荷物が積めない」と不満があるのなら、こんな選択肢も。
ホームセンターの駐車場で、同色の長尺ミストラルを発見!!
重心の低さ、スマートさ、軽さは失われますが、どうなのでしょうね?
私はミストラルに乗ったことがないので、なんとも言えません。
極悪路でガッキンゴッキンやってしまったので、試走から帰ってダメージを確認すると、
こんなもんで済みました。当編集室では「まったく無傷」の範疇。
メーカー広報車とか借り物車だったら、そうも言っていられません。
登場は昭和61年。カッコウはとても前衛的だったと思いますが、
中身は真面目な「シンガタ・アールブイ」が堂々と発売された時代でした。
いまの「SUV」なんかより、ずっとずっと万能で造りの良い、機械としての自動車だと思います。
こんなこと言うのはもうやめようと思っているのですが、やっぱり言いたくなります。
輸出はちょっと保留にして、もう少し待とうかなと検討中。
本当に手動変速の程度の良い物件が少なくなっているのです。
どなたか要りませんか?
パジェロもデリカもやめて、これにしちゃうってのはどうかな・・・と考えてしまう一日でした。
やっぱり四駆は走りだよねぇ~!!
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本文とあまり関連のない表紙は初の試み。